疫病の影響を受け、米中貿易の火種がくすぶっています。 トランプ大統領は5月16日のツイッターで、中共政府は世界貿易機関(WTO)などの国際機関を自分たちの利益のために利用していると非難しました。
中国本土以外での中共ウイルス感染者数は5月18日の時点で471万人に達し、米国では152万人以上が感染しています。
米メディアの報道によると、米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は、疫病からの米経済の回復には時間がかかり、2021年末まで続く可能性があると予測しています。
世界中を席巻した中共ウイルスによる疫病は、トランプ経済の奇跡を一夜にして破壊しました。
トランプ大統領は16日夜、再び中共政府に砲火を浴びせ、「数十年来、我々より人口が遥かに多く、WHO、国連、WTOにわずかな金しか払っていない中国が、いまだに『発展途上国』と認識されているのはなぜなのか」「ゆえに米国や他の国よりも有利な立場にある。疫病が中国から入ってくる前、我々の経済は全ての人を驚かせるもので、世界でダントツだった。我々は再度復活させる、もうすぐだ」とツイートしました。
WHOの他に、大統領はWTOが中共に与えた不公平な扱いについても再び言及しており、トランプ政府が中国に対して打つ次の一手が注目されています。
これより前にもトランプ政府は、WHOは中共政権が提供した虚偽の情報を公表し、世界的なパンデミックにつながったと非難しました。また4月14日には、WHOの対応を検証するため60〜90日間、資金拠出を停止すると発表しました。 米国がWHOへの資金提供の一部を再開するとの報道に対し、トランプ大統領は、これまでWHOに提供していた資金の90%を減らすのは、現在検討中の選択肢の一つに過ぎず、最終決定はまだしていないと述べました。
米国はWHOにとって最大の資金提供国であり、毎年4億~5億ドルを提供しています。