中共領事館が中共を称える決議案の提出を要求 米議員「馬鹿げている」

今年2月、米ウィスコンシン州議会のロジャー・ロス上院議長宛に、中国領事館からあるメールが届きました。内容は、ウィスコンシン州議会に中共のウイルスとの戦いを称える決議案の提出を求めるものでした。ロス氏は近日、エポックタイムズの取材に応じた際、この件について語りました。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「外国領事館から何かが送られてきて、議会で可決してほしいと言われたことはこれまでになかった。初めてだ」

今年2月、ウィスコンシン州の上院議長、ロジャー・ロス氏のところに、シカゴの中国総領事館からメールが送られてきましたが、内容は中共のウイルスとの戦いを称える決議案の提出を求めるものでした。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「最も尋常でないことは、彼らは私に決議文まで送ってきた。こんなことは初めてだ。彼らは中共のウイルス対策への称賛を求めている」

メールは確かに駐シカゴ中国共産党領事館からきていることを確認したロス氏は怒りを感じ、「馬鹿げている」と返信しました。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「スタッフに『親愛なる総領事へ。馬鹿げている!ロジャー・ロス議員より』と返信するように伝えた。彼らもそのように返信した」

「私が最も驚いたのは、これほど恥知らずであること。我々の多くの人が恐ろしいと思ったのは、彼らがこのようにしてもいいと思っていることだ」

このことを受け、ロス議員は返って、中共の虚言を暴く決議案を議会に提出しました。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「中共が求めている決議案ではなく、我々が提出したのは、善良な中国人を声援し、中共の暴挙を暴く決議案だ」

「我々が可決したいのは真相を暴き、中共が世界中で広めた中共ウイルスに関する虚言を暴く決議案だ」

大学で歴史を学んだロス氏は、中国の古い文明が善良な中国人を育んだが、過去70年で中国共産党は中国人民を人質に取っていると述べています。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「中国共産党は中国ではない。彼らは軍事集団であり、第二次世界大戦で善良な中国人を征服し、中国人に彼らの意志を強要した。だから私は『中共は善良な中国人を人質に取っている』と言っている」

ロス氏は、中国人が中国共産党の支配から抜け出すことは歴史に大きな変化をもたらすと述べます。 中国の人々には、世界中の自由な人々は中国の民衆を支持していると伝えたいとも述べました。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「人類は闘いは、抑圧と禁錮から自由と解放へ向かうべきだ。中国人はその真っ只中にいる。世界中の善良な人々は団結して、世界中の自由な人々は中国人を支持している」

ロス氏は、今は世界中の民主主義陣営が力を合わせて、中共に立ち向かう絶好のチャンスだと考えています。中国の民衆も立ち上がって中国共産党に対抗する勇気を持って欲しいと述べます。

米ウィスコンシン州の上院議長 ロジャー・ロス氏
「もしあなたが中国本土の人であるならば、今はまだ自由がないが、自由を手にする日は必ず到来する。あなたたちが当局を直視し、手を上げて『馬鹿者』と言えることを望む。全世界が今、中共の本質を認識しているからだ」

 
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