米国の混乱に乗じて中共が挑発 米政府高官が反駁

ミネソタ州の黒人男性死亡事件に端を発した抗議活動は、テロ組織として指定された共産党系の組織「ANTIFA」を中心に、全米で暴力的な破壊活動に様変わりしています。一方、 中共当局はこの混乱に乗じて米国を中傷し、挑発しています。

警察の捜査中に黒人男性が死亡したことで、暴力的な抗議活動に火がつきました。 中共の官制メディアは、人種差別は「アメリカ社会の慢性病」であると、連日大々的に報じています。 中共外交部の報道官も「黒人の命も命」「息ができない」などのフレーズを使って米国を風刺し、挑発しています。

これに対し、ポンペオ国務長官は、中共は国民の目をそらすために虚偽の情報を流していると述べました。 ホワイトハウスの国家安全保障問題担当大統領補佐官のオブライエン氏も、平和的な抗議は米国の民主主義の礎であり、独裁国家とは全く異なるものであると指摘しました。

ホワイトハウス国家安全保障顧問 ロバート・オブライエン氏
「彼らは政府に事件の再審を要求でき、平和的な請願が原因で投獄されることはない。我々はあなたたち(独裁政権)とは違う。このような事件が発生した時、我々は最後まで追及し、徹底的に解決する。我々は隠蔽したりしない。特定の党や政府を代表して行うものではない」

情報戦略研究所所長 李恒青氏
「現在の国際社会全体が中共にとって不利だ。米国は西側のリーダーなので、中共は当然米国の混乱を望む」

トランプ大統領は5月31日、「米国はANTIFAをテロ組織に指定する」と発表しました。最近の抗議活動で、ANTIFAのメンバーは殴打、放火、銀行の破壊など、数々の暴力行為を行っています。

ANTIFAとは「アンチファシスト」を縮めたもので、ドイツ共産党が1932年に設立した共産戦線の理念に基づいた極左組織です。 現在も、ANTIFAと共産党の関係は緊密なままとなっています。

ホワイトハウス国家安全保障顧問 ロバート・オブライエン氏
「暴力的なアンティファ、急進的な武装人員が、暗闇を利用して、州を跨いで軍事方式の進攻を行い、我々の町に火をつけて破壊した」

ワシントンD.C.では6月1日、パウザー市長が今週の1日と2日の午後7時からの外出禁止令を発表しました。 暴力的なデモ隊は5月29日から3夜連続でホワイトハウスを襲撃しようとしただけでなく、多くの店舗や建物に被害を与えました。

 
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