中共肺炎(中共ウイルス)の流行が未だ収まっていない中、近日、人に感染する致命的な新型豚インフルエンザウイルスが中国大陸に出現し、世界的な警戒を引き起こしています。
6月29日、米国科学アカデミー紀要には、中国の研究者によって発見された「ヒトに感染するために必要な特性をすべて備えている」新型豚インフルエンザウイルスに関する論文が掲載されました。
「G4」と呼ばれているこの豚インフルエンザウイルスは、その遺伝子配列から、2009年のH1N1ウイルスが進化したものとも、2009年のH1N1豚インフルエンザと1918年のスペイン風邪ウイルスの特性を兼ね備えたものとも言われており、致死率は軽視できません。
米国アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長は6月30日、米国は将来新たなパンデミックを引き起こす可能性があるウイルスに細心の注意を払っていると述べました。
米国アレルギー・感染症研究所所長 アンソニー・ファウチ氏
「このウイルスは現在、まだ検査段階にあり、感染例が確認できるいわゆる直接的な脅威ではない。だが、2009年の豚インフルエンザの時のようにそれに注意を払う必要がある」
今回の新型豚インフルエンザウイルスは、ヒトへの感染が確認されているものの、ヒトからヒトへの感染例はまだ確認されておらず、研究者はウイルスがいずれヒトに適応し、最終的にはヒトからヒトへの感染の危険性をもたらすのではないかと懸念しています。