3週間にわたってシアトルを騒がせた「自治区」は7月1日、終わりを迎えました。シアトルのキャピトル・ヒル地区の通りは、警察の強制排除により、ようやく秩序が回復しました。
1日の早朝、警察は強制排除を始める前に抗議者らに知らせ、デモ隊に撤退するまでの短い時間を与えました。
30分足らずで無政府主義者が占領していた警察署と管轄区に法と秩序が回復しました。その間、排除に抵抗した少なくとも31人の抗議者が警察に逮捕されました。
6月8日夜、シアトルのキャピトル・ヒル地区の警察署を「Black Lives Matter」の旗を掲げた無政府主義者らが占拠し、「キャピトル・ヒル自治区」の設立を宣言しました。
しかし、この3週間で、このいわゆる「自治区」では犯罪が急増しており、地元企業が「暴行、破壊行為、強盗」などの被害に遭っただけでなく、2件の殺人事件も起きました。 6月29日には、自治区内で16歳の少年が射殺されました。
シアトル警察 ベスト署長
「襲撃、レイプ、強盗、銃撃などまだ多くの事件がある。だから必ず変えなければならない。我々はこれらの抗議者に、市民の安全のために、この地区から離れることを求める」
2件の殺人事件の後、抗議者の路上占拠を容認し、賞賛していた民主党のジェニー・ダーカン市長は、抗議者の「自治区」行動は「違法な集会」であり、警察は法律に基づいて排除を行うことができると宣言せざるを得なくなり、シアトルの急進左派が作り出した無政府状態に終止符を打つことになりました。