貴州省で路線バスが貯水池に転落 運転手は強制立ち退き被害者強制立ち退き被害者

中共ウイルスの影響で、中国の大学入試は1か月遅れて7月7日と8日に実施されました。初日の7日正午ごろ、貴州省安順市で受験生を乗せたバスが貯水池に転落する事故が発生し、学生5人を含む21人が死亡し、16人が負傷しました。ネット上の情報によると、運転手は退役軍人で、強制立ち退きや娘の自殺などから故意に事故を起こした疑いがあるといいます。 地元住民は運転手が立ち退き被害者であることを確認しましたが、政府は情報を封鎖しました。

監視カメラの映像には、バスが虹山貯水池の近くをゆっくりと走行している様子が映されていましたが、次の瞬間、バスが突然左に曲がり、加速しながら対向車線を横切り、柵を突き破って道路脇の貯水池へと転落しました。

ツイッターの投稿によると、運転手は張包鋼という退役軍人で、立ち退き被害者であり、立ち退き問題解決のために市のホットラインに何度も電話をしたものの解決されなかったといいます。事件当日の朝にも2回ホットラインに電話をしていたといいます。また、この運転手の娘は昨年の大学受験がうまくいかず、貯水池に飛び込み命を断ちました。そのため、故意に受験日に貯水池を選んで事故を起こしたとしています。

貴州省安順市虹山貯水池近隣住民 王さん
「多くの遺体を引き揚げた。政府は彼の家を同意なしに取り壊した。政府から禁止されているので、聞かないでほしい。私が言ってしまうと、扇動したことにされる」

虹山貯水池の近くに暮らす住民は、政府が運転手に関する情報を遮断していると述べました。

虹山貯水池近隣住民 鄧さん
「安順市では開発のために、立ち退きをしている。でも運転手がどこの村または区の人なのかはわからない」

中国メディアの報道によると、52歳の男性運転手は安順市西秀区の住民で、死亡が確認されました。

 
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