米大統領選まで3か月を切り、ホワイトハウスは選挙に干渉する外国勢力、特に中共政権、ロシア、イランの行動を注視しています。トランプ大統領は8月7日、中共による選挙干渉の脅威がさらに大きくなる可能性があると述べました。
8月7日、国家防諜安全保障センターのウィリアム・エバニーナ長官は、米国の選挙における外国からの干渉に関する最新情報を発表しました。
エバニーナ長官は声明の中で、中共政権、ロシア、イランが最大の脅威だと述べました。ロシアは民主党のバイデン大統領候補を蔑ろにしようとしており、中共政権とイランはトランプ大統領の再選を望んでいないと述べました。選挙を前に、中共は影響力を拡大し、米国の政策の方向性に介入しようとしており、北京と対立するとみられる政治家に圧力をかけていと指摘しました。
同日、ニュージャージー州ベッドミンスターで行われた記者会見で、この声明について記者が質問した際、トランプ大統領は、中共やロシア、イランは自分の再選を望んでいないと述べました。
トランプ大統領
「ドナルド・トランプが勝利するのを最も望まないのはロシア、中国(共)とイランだ」
トランプ大統領は、米国の選挙における最大の干渉は中共からであり、もしバイデン氏が当選すれば、米国は中共政権に支配されるだろうと述べました。
トランプ大統領
「中国(共)は選挙でドナルド・トランプが寝ぼけたジョー・バイデンに負けるのを望んでいる。彼らは私たちの国を支配することを夢見ている。もしバイデンが大統領になれば、中国(共)は我が国を有することになる」
トランプ大統領はまた、郵便投票は外国勢力に利用されやすいなど、深刻な不正行為に繋がる可能性があるとして、再度警告を発しました。
トランプ大統領
「我々が直面している最大のリスクは郵便投票である。郵便投票は『普通郵便投票』とも呼ばれ、外国勢力にとって、ロシア、中国(共)、イラン、北朝鮮や他のあなたたちが嫌いな国にとっては非常に簡単なことだ。彼らは簡単に投票用紙を偽造し郵送するだろう。彼らが普通郵便投票で不正を行うのはもっと簡単なことだ」
大統領選挙まで3か月を切った今、情報当局者は、外国勢力が米国の有権者の意見に影響を与えようと、隠密かつあからさまな方法を使い続けるだろうと考えています。
米政府は、偽情報キャンペーンへの反撃も含めて、外国勢力による介入を綿密に注視し、対応しています。
米国務省は5日、大統領選への外国からの干渉を阻止する情報の提供に1000万ドルの報奨金を支払うと発表し、中国語のサイトも提供されています。