中国の人権派弁護士、高智晟さんが行方不明になって8月9日で丸3年になりました。高弁護士の妻、耿和さんと友人たちは、サンフランシスコの中共領事館の前で、中共の人権侵害を糾弾し、米国政府には高弁護士の救出を呼びかけました。
サンフランシスコ中共領事館の前で行われた抗議集会で高智晟弁護士の妻、耿和さんは、高弁護士は中国の最初の民間の人権弁護士で、彼に対する中共の迫害は15年にも及んでおり、中共の問題を告発した中国初の内部告発者でもあると述べました。今回、武漢肺炎が世界中で蔓延したことで、各国の人々は徐々に中共の本質がわかるようになり、国際社会は中国共産党こそ人類の共通の敵であることを認識するようになったと述べました。
サンフランシスコ在住 范旭明氏
「彼らが最も恐れているのは真相の伝播だ。真相が一旦広く伝わると、正義は必ず到来する」
高智晟弁護士は他の弁護士が引き受けない法輪功学習者や社会の他の弱者の弁護を引き受けたため、自身も当局から迫害されるようになり、何度も投獄されました。2010年には海外メディアの取材を受けてから行方不明になり、その後監獄に収監されていることが判明しました。
2014年8月7日、刑期満了のため釈放されましたが、独房での長期にわたる監禁や拷問、虐待によって高弁護士の記憶力と言語能力は著しく減退しました。このような状況下でも、当局は高弁護士を軟禁し続け、虐待で緩んでしまった歯の治療すらさせてもらえませんでした。そして2017年8月から再び行方不明になり、今に至っています。家族や友人が最も心配しているのは、高弁護士の健康状態です。
サンフランシスコ在住の牧師 劉貽氏
「高智晟弁護士は粘り強く、諦めない人だ。特に、中共の強烈な迫害を受けながらも、法輪功学習者やキリスト教徒、中共に迫害されている信仰者のために権利を守ろうとした。彼は多くの苦難を受けているが、決して諦めなかった」
高智晟弁護士が行方不明になってすでに3年以上が経ちました。妻の耿和(こうわ)さんはポンペオ 国務長官に書簡を送り、米国政府に助けを求めています。