台湾税関で大量の偽物台湾製マスクを押収=中国製

中共ウイルスが世界中で猛威を振るう中、マスクは重要な医療物資となっており、Made In Taiwan(MIT)マスクは、良質で非常に人気があります。近日、台湾税関は2日間で14万個以上の中国製と思われるマスクを押収しましたが、それらのマスクは偽のMITマスクとして輸入されていました。また、台湾経済部は電子商取引プラットフォーム「Shopee」で医療用マスクの偽造品5件を発見しました。

台湾の税関は近日、2日間で14万枚以上のMITマスクを押収しましたが、そのほとんどが中国や香港から輸入されたものでした。税関職員は、MITマスクは品質が良く価格も高めだが、中国製のマスクは低コストであるため、輸入業者は裁定取引の余地を見て、台湾国外のマスクを安く大量に購入して輸入していると判断しています。

台湾医薬品マーケティング管理協会理事長 高孟熙氏
「MITと書いていても、100%本物だとは限らない。製造日とロット番号、医療用品の製造許可番号が必要だ。これらがなければ、偽物の可能性が高い」

経済部標準検査局は、83の店舗をチェックしましたが、偽MITマスクは発見されず、4つの主要なオンラインショッピングプラットフォームの検査をしたところ、5つの偽MITマスクが発見され、いずれもシンガポールの電子商取引プラットフォーム「Shopee」から来たものでした。

台湾経済部部長 王美花氏(2020.08.12)
「財政部や経済部は、偽物のMITがないか注視している。偽のMITについては確かに検査が必要だ。もし中国製であるならば、MITと表記すべきではない。発見次第、処理する」

同局では、消費者が商品を購入する際には、メーカー名や商品の名称と原産地などの表示情報が完全であるかどうか、医療用マスクであれば衛生福利部が発行する医療機器免許番号の表示があるかどうかを確認するよう促しています。

 
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