「フォーカス・トーク」中国ウイルス専門家が亡命 中共の隠ぺいを暴露


司会者
「フォーカス・トーク」へようこそ。7月10日、米FOXニュースで、香港から米国に亡命したウイルス専門家閻麗夢(えんれいむ)氏が独占取材を受けたというビックニュースが報道されました。この最新の熱烈な事件について二方の時事討論家に解説してもらいましょう。

司会者
まず一人目に、閻麗夢博士と対談したことのある元米陸軍研究所ウイルス学研究員の蕭恩(ショーン)博士にお話を伺いましょう。

蕭恩博士
閻博士は4月28日に香港を離れ米国に到着しました。彼女は亡命者に相当し、また科学者であることから、科学分野とウイルス学分野専門の私が依頼を受け彼女とコンタクトをとることになりました。

彼女と対面した時、彼女は彼女が持っている証拠を直接私に見せてくれました。

彼女の携帯の中のWeChat(中国のメッセージアプリ)グループには、国内の多くの病院や医療関係者、中国疾病センターの一部の関係者が関わっており、もちろん専門的な視点からの会話が多かったです。

彼女自身は香港大学公共衛生学院の研究室に所属し、博士課程の研究をしていました。

これも彼女たちの実験室が初めて、ゴールデンハムスターをモデル動物として中共ウイルス、新型ウイルスの研究を行い、彼女自身は第二著者です。基本的なウイルス学、モデル動物に関する研究、DNA配列決定法の問題、データ分析、ワクチン開発など、各方面からの話し合いをしました。実際、彼女はとても素質のある科学者だと感じました。しかも将来性のある、昇進中の科学者でもあります。彼女が提示した証拠はとても信憑性のあるものだと思いました。

(中国)国内のネットでは、彼女はただネズミの実験をやったにすぎないなどと、叩かれ始めていますが、これは全く道理に合っていません。なぜなら、彼女がモデル動物の実験を行えるということは、彼女自身の豊富な経験やキャリアが信頼できるからこそ、P3実験室でcovid-19に関するモデル動物の重要な研究に従事できます。これらの中傷を信じてはいけません。

司会者
彼女は4月28日に米国に着いたと言いますが、この間の二か月あまりの間は、何が原因で二か月も長引いたのでしょうか?

蕭恩博士
主な原因は中共が彼女本人と彼女の家族に対し大きな圧力をかけたからです。
彼女は一月から、情報の暴露行為に参加し、内幕を暴き続けていました。同時に彼女が家族や上司との会話からも、中共に怪しまれる対象となりました。なのであの時彼女が香港を離れられるかどうかが大きな問題でした。

米国に到着後、中共の国安はすぐさま国内の彼女の家族に、彼女に電話をかけるようそばで脅迫したり、金銭的誘惑などがありました。

米国で保安員はいるが、30過ぎの若さで身の安全が脅かされることは彼女にとって大きなプレッシャーを受けました。また彼女はFBIの各方面からの調査や立証、事実確認を受けなければいけませんでした。

なので、この件は時間が(二か月間)かかったんでしょう。この件は社会全体に対して疫病の真相を理解するのに、確かに重要な作用を果たしました。彼女の勇気ある行動を称賛すべです。

 

司会者
彼女の勇気には本当に敬服します。
FOXニュースが彼女に対して行った13分間の取材の内容を簡単に説明します。一つ目に、中国国内の同業者とのコンタクトも含め、彼女がウイルスの研究をする過程で、どのようにして中共による圧力や情報封鎖を意識したのか?二つ目に、彼女が亡命する過程で、家族が脅迫を受けたこと。最後に彼女が立ち上がった目的は、政治、国、党派に関係なく、全ての人に関係しているからだと話しました。

二方目に時事評論家の唐靖遠さんに伺いましょう。唐さんはこのFOXニュースによるインタビューを見て、どのようにお考えでしょう?

私はこのインタビューを見て、二つの印象的を受けました。一つ目に印象的だったのは、彼女は冒頭で、なぜ全ての真相を暴露したかを切り出したことです。ウイルスの起源についての真相を示すと同時に、このウイルスがどれほど危険で恐ろしく、遥かに私たちの想像を超え、人類社会の過去の認識や経験で、ウイルスを図れる状況ではないと説明しました。

彼女のこの言葉から、彼女はこのウイルスに対して、我々一般人が知っている情報より、遥かに理解していると言えます。おそらく中国本土から第一線の資料を得たのでしょう。二つ目に印象的だったのは、中共が故意にまたは高圧的な手段で真相を抑圧している状況で、彼女がこれらの状況を語ったことは、彼女に対しての信頼性は高いと言えます。

閻麗夢氏がウイルス野において優秀な専門家であることは間違いないです。

(中国の)中南大学湘雅医学院で医学博士の学位を取得し、その後、南方医科大学でも博士の学位を取得しました。

後に香港にわたり、現在の香港大学公共衛生学院もH5と呼ばれる参考実験室で、研究業務を行っています。H5の連絡監督はマリク・ピーリスでで中国語名は裴偉士です。この方は新型コロナウイルス領域で世界トップの専門家であると同時に

WHOのベテランコンサルタントでもあります。彼は2003年のSARS流行時に、世界で初めてSARSウイルスの分離に成功した人物です。

彼女がトップの権威の下で研究業務を行えるということは、閻博士は優秀さに疑う余地はありません。

次に、彼女は一風変わった専門家でもあります。彼女は去年12月下旬に、上司から武漢に調査しに行くよう言われ、当時はすでに武漢で原因不明の肺炎が現れているとの噂が出回っていました。なぜ彼女を調査に行かせたのでしょうか。なぜなら彼女は中国で養成された博士で、国内での人脈は広く深いといった特殊性を持っていました。

中国疾病予防コントロールセンターのある専門家が12月31日に、彼女に、ウイルスが人から人へ感染する確かな証拠を持っていると明かしました。密集性のある家庭内で感染例が確認されたことは、明らかに人から人へ感染する証拠です。

また彼女の携帯のグループの中には、専門家や研究者、医師などが加わっており、彼女が見たものは中国の最前線にいる専門家たちが見たものとほぼ同じで、同期的な情報といえます。

彼女は中国国内で幅広い人脈を持っていたので、第一線の情報を得ることができました。しかし、もう一方で彼女は国際社会の学術界、さらにはWHOとも繋がりがありました。

中共政府はずっと国際社会の専門家らによる調査を拒み続けてきました。その間、WHOは専門家チームを結成して行ったことがありますが、

そのリーダでさえ我々は汚い区域つまり感染区域には行ってないと認めました。この調査は調査といえるでしょうか?実際、旅行に行っただけです。このような背景のもと、閻麗夢博士は、一方では国内の第一線の疫病の真相と繋がり、もう一方では、権威ある機関WHOを含めた国際社会と繋がっていた唯一の主要な中枢をなしていました。このような人物が香港を離れ、米国で我々に彼女が理解しているこれらの真相を語った

ことから見ると、彼女の信頼性、権威性は疑う余地が無いと言えます。

司会者
そうですね。しかも彼女本人は香港にいたことで、中枢的作用を果たしたとも感じます。香港は中欧貿易や中欧二大陣営の中心地でもありますからね。

彼女は動機について、このウイルスは大変恐ろしく、人類の生存問題に及んでいるからと語りました。

彼女は名声のある研究者で、前途は明るく、家庭も持ち、全てが順調でした。なぜ彼女はすべてを放棄し、このようなリスクを冒して、立ち上がったのでしょうか?理由は一つしかありません。彼女は自分の良心に駆られたからです。

司会者
その通りですね。彼女はまた中共の隠ぺいに関する詳細も提起しました。

唐靖遠時事評論家
彼女がもう一つ提起したことは、彼女が(武漢の調査から)帰ってきた後、一番早い段階で得た人から人への感染情報を、上司に報告しましたが、上司からは何も反応が得られず、何をすべきかだけを伝えられました。彼女が報告をしてから一週間ほど過ぎ、WHOはまだ人から人への感染現象はないと公言し、彼女は我慢できなくなり、上司に再度尋ねました。しかし上司は「レッドラインを越えるな。そうでないと消されてしまう」と警告を受けました。

これらの情報からして、中共は国内の人だけでなく、香港のWHOに所属する専門家に対しても、生命を脅す一種の高圧的な脅迫を用いています。このような状況下で、疫病の全体の真相を激しく抑圧しています。

 

司会者
蕭恩博士はFOXニュースの13分間の報道を見て、どのように感じましたか?

蕭恩博士
このような閻博士が真相を暴露する機会があったことに前世界は喜ぶべきだと思います。
社会経験があり、中共の闇を非常に理解している人、彼女の指導教員のような人は、もしこの事を漏らせば、消される可能性があることを知っています。

閻博士は若く、社会経験が浅い上に彼女の正義感が合わさって、彼女は勇気を出して立ち上がりました。

政府にとって、これは反革命、反政府の行為です。しかし彼女は香港の反送中運動に感化され、若者が自らの自由のためにどうやって努力し、奮闘し、犠牲を払ったのかを目の当たりしました。

さらに彼女の研究室が、仕事のために、ウイルス研究のために必要なサンプルはどこから来ると思いますか?
一般的に言えば、国内の多くの病院または疾病予防センターから必要なサンプルを探します。

なので香港のこのような重要な研究室が、サンプルがが欲しいということであれば、多くの人が喜んで協力し、一緒に研究をし論文を発表したいはずです。

なので彼女は広いネットワークを形成しました。

なので彼女は疾病予防コントロールセンターの専門家やウイルス研究者の会話内容などの第一線の情報を入手できました。

司会者
そうですね。さらに彼女はインタビュー中で、彼女の指導教員、特にWHOの専門家は、唐靖遠先生が先ほど挙げたように、もっと多くのことができたはずです。その後WHOの返答は、この人は我々の一般の顧問で、WHOを代表しないとのことでした。蕭恩博士はこの専門家がもっと多くのことができたと思いますか。

蕭恩博士
これははっきり言ってWHOの図々しい言い訳です。マリク・ピーリス氏のようなトップクラスの専門家にとって、彼がWHOの緊急対応委員会で果たす役割は、外部の専門家のようにたまに顧問になるわけではなく、委員会のメンバーを決める権威ある人物です。

なので基本的に彼がこの状況を知っていれば、WHOの上層部の役員や疾病専門家も分かっているはずです。しかも参考人として、自身の知っている状況をいち早くWHOに公表する義務があります。

閻博士が指摘した二名の自分の上司、レオ・プーン氏とマリク・ピーリス氏は、ウイルス学において重要な専門家で、状況を知っていたのにも関わらず、良心のある科学者としてやるべきことをしませんでした。

 

ーーつづく

 
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