大統領選に向けた共和党の全国大会が8月24日に開幕し、初日の夜のスピーチのテーマと内容は、専門家から広く賞賛され、多くの一般の有権者の心を揺さぶりました。オハイオ州の元民主党支持者は、共和党への転向を決めたといいます。
共和党全国大会の第一夜には、元米国国連大使、上院議員、下院議員が参加し、白人、黒人、アジア系、キューバ系の移民などの一般市民の姿も見られました。トランプ大統領は、最前線で働く医療従事者と直接話をしました。
米国民主研究所主任 パトリック・バシャム氏
「共和党大会の第一夜は民主党とは対照的で、プロフェッショナルで、非常に愛国的で、発言者も面白かった」
評論によると、大会のメッセージは保守派だけでなく、中道の有権者や一部の民主党員にも響いたといいます。 ある民主党支持者は政治専門のチャンネルC-SPANに「大統領の演説で考えが変わった」と語りました。
米オハイオ州元民主党支持者 リック氏
「今晩の共和党大会のC-Spanのテレビ中継を見て、共和党に投票することにした」
人種問題は一貫して、民主党のトランプ大統領への攻撃の焦点になっています。24日の夜、複数のアフリカ系アメリカ人が登壇し、トランプ大統領の政治の実績や理念を称賛しました。
ティム・スコット連邦上院議員
「疫病の流行前、700万の雇用を創出し、就業者の3分の2が女性、アフリカ系、ヒスパニック系住民なのだ」
アジア系米国人教育連合主席 趙宇空氏
「トランプ大統領の”ポチュニティゾーン”政策、黒人コミュニティの経済活性化、司法制度の改革など、黒人に対する大統領の奉仕と影響は非常に大きい」
13歳で渡米し、今では起業家として成功を収めているキューバ系移民のアルバレス氏は、共産主義独裁者の嘘を暴露し、聴衆を感動させました。
キューバ系移民起業家 マヒモ・アルバレス氏
「彼ら(キューバ人)は、痛み、飢えと死に苦しんでいる。あれらの空約束を信じたからだ」
アジア系米国人教育連合主席 趙宇空氏
「このキューバからの移民は、心の声を話した。 米国という自由社会の灯台が消えてしまえば、自由を求める人たちの逃げ場はなくなる。 極左勢力が当選したら全人類にとって災難になるだろう」
CBS放送の24日の世論調査によると、無党派層の間ではトランプ大統領がバイデン氏に10ポイント差をつけてリードしており、通常は無党派層の支持を多く得た者が総選挙に勝利しています。