ポンペオ国務長官は9月1日、年内に米国内のすべての孔子学院を閉鎖したいとの考えを示し、米政府は今後数日から数週間のうちに、中共の知的財産権の窃取に対抗するための措置を発表するとともに、あらゆるレベルでの中共の脅威に対する対抗措置を発表すると述べました。
1日のFOXビジネスのインタビューで、ポンペオ国務長官は、今年末までに孔子学院の数はどうなるのかとの質問を受け、年末までにすべての孔子学院を閉鎖したいと述べました。
ポンペオ国務長官
「学院内部でスパイと協力者を募集するなど、孔子学院に関わるリスクについて、みな目にし始めていると思う。年末までにこれらの学院を全部閉鎖したい」
米国は先月、孔子学院を「外国使節団」に指定し、国務省に人員リストなどを提供するよう求めています。
全米学者協会は先日、米国にはまだ67の孔子学院があり、うち、コミュニティ・カレッジ・オブ・デンバー、オクラホマ大学、ノースカロライナ大学シャーロット校、ニュージャージー州ラトガース大学、エモリー大学などに設置されている孔子学院は今年末に閉鎖されると発表しました。
ポンペオ国務長官はインタビューで、トランプ政府はスパイへの対処や経済の不均衡に立ち向かうなど、あらゆる面で中共と対峙すると繰り返し述べました。
ポンペオ国務長官
「冷戦のアナロジーと多少関連がある。しかし、事実は中共は習近平総書記の下で選択をしていることだ」
ポンペオ国務長官は、中共が軍事力を増強し、外交や「一帯一路」などの対外拡張を通して、世界の覇権を奪おうとしていると述べました。
また、中共による米国の知的財産の窃取について、政府は今後数日から数週間のうちに対抗策を発表すると述べました。
ポンペオ国務長官は、米国政府はこれらの事例を特定し、大統領の戦略を実行に移す時期が来ていると述べました。