銃で自宅を守った白人夫婦 BLM抗議者9人を提訴

私有地に侵入したブラック・ライブズ・マター(BLM)の抗議者から、自宅を銃で守ったことでメディアから攻撃を受けていた米ミズーリ州の白人夫婦が、当事者9人を不法侵入の容疑で訴えました。

今年6月28日に「ブラック・ライブズ・マター」デモ参加者に銃を向けたことで当時全国的に注目を集めていたミズーリ州セントルイスのマックロスキー夫妻は、多くの左翼系メディアから汚名を着せられただけでなく、セントルイスの検察官から銃器不法所持の罪で起訴されました。

マクロスキー夫妻は元々民主党支持者でしたが、事件発生後、共和党全国大会で演説する機会を得ただけでなく、私有地に侵入し行進していたデモ隊を不法侵入疑惑で訴えました。

2か月以上の調査の末、セントルイス警察は最近、9人のブラック・ライブズ・マターの抗議者に不法侵入の令状を出しました。

マックロスキー夫妻は、「当時、自分たちの身の危険を案じていた。デモ隊は私有地に侵入し、地域の門を破壊していた。銃を向けたのはデモ隊から自分たちの家を守るためだった。当時のデモには約300人が参加していた」と述べています。

セントルイス警察のエヴィタ・カルドウェル報道官は、記者への電子メールでの回答では今後、抗議者への令状がさらに出されるかどうかについては言及していません。

セントルイス市の検察官は、警察署から提供された書類を確認するために約2週間を必要とし、起訴が決定した場合、不法侵入者は最大90日間の拘留と500ドルの罰金が科せられる可能性があります。

 
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