トランプ大統領は10月2日、中共ウイルスの陽性反応が出たことを発表した後、治療のため軍病院に移りました。3日、トランプ大統領の主治医は、トランプ大統領は健康状態が良好で、まだテスト中の抗体医薬の投与を自らの意志で受けていると述べました。
10月3日午前、ホワイトハウスのショーン・コンリー医師は、トランプ大統領が現在入院しているウォルター・リード国立軍事医療センターで記者会見を開き、トランプ大統領の状態について伝えました。
コンリー氏は、大統領の臓器はすべて正常な状態であり、精神状態や呼吸も正常であると述べました。
ホワイトハウス医師 ショーン・コンリー氏
「医療チームと私は、大統領の回復に非常に満足している。 木曜日(1日)に、大統領は軽度の咳、鼻詰まりおよび疲労感などが見られた。 今、これらは良くなっている」
コンリー氏は、治療は5日間の予定で、その後状態が良好であれば退院できると述べました。
コンリー氏は前日に、トランプ大統領がリジェネロン製薬が開発中の抗体医薬の投与を受けていることも明かしています。リジェネロンによると、トランプ大統領はまだ臨床試験中のこの新薬を使用した最初の患者だといいます。
2日の未明、トランプ大統領は自身とメラニア夫人が中共ウイルスの陽性反応が出たため、隔離が必要であることをツイッターで発表しました。
同日午後、トランプ大統領は治療のためにワシントン近郊の陸軍病院に移りました。ホワイトハウスは大統領が入院したのは念のためであり、入院治療を受ける間、ペンス副大統領への権限移譲は行わないと発表しました。
トランプ大統領も3日のツイートで「元気だ」と報告し、医療チームに感謝を表しました。大統領はまた、2回目のコロナ対策支援金を勝ち取るために戦い続け、国会の民主党議員に行動を起こすよう促すと述べました。別のツイートでは、「偉大なる米国も景気対策金を必要としている。一緒になってそれを成し遂げるのだ。ありがとう」と述べています。
トランプ大統領のほかにも、ノースカロライナ州のトム・ティリス氏、ユタ州のマイク・リー氏、ウィスコンシン州のロン・ジョンソン氏など、複数の共和党議員がウイルス検査で陽性反応が出ました。
上院のミッチ・マコーネル氏は3日、予定されていた上院の活動が10月19日以降に延期されたことを明らかにしました。一方、最高裁判事候補の確認公聴会は、予定通り10月12日に上院司法委員会で行われる予定です。
4日昼ごろ、トランプ大統領の医療チームは記者会見を開き、大統領は早ければ5日の月曜日にはホワイトハウスに戻れるかもしれないと発表しました。
ホワイトハウス医師 ショーン・コンリー氏
「大統領の体調は改善し続けている。金曜午前からは発熱もなく、バイタルサインも安定している」
医療ーチムは、トランプ大統領は呼吸が苦しいなどの症状もなく、自由に動きまわることができると示しました。