最近、中共の軍用機が台湾海峡上空を頻繁に飛行し、中間線を超えて嫌がらせを行っています。10月5日、中共の戦闘機が鳥と衝突して墜落する事故が発生しました。ネットユーザーからは、鳥さえも反中共であると嘲笑されています。
中共中央軍事委員会の機関紙「解放軍報」は10月5日、南部戦区空軍所属の戦闘機が鳥と衝突して墜落したと報じました。航空戦闘訓練を行うはずだった戦闘機が、離陸上昇中にエンジンに鳥が衝突して動力を失ったことで墜落しました。
あるネットユーザーは、中共のこの報道は、戦闘機の種類や離陸時間、場所については言及せず、パイロットが「37秒で3回住宅地を避けた」ことだけを大々的に宣伝し、国民への愛をアピールしようとしているとコメントしています。
在米フリージャーナリスト 張明道氏
「常識的に言うと、戦闘機は旅客機よりも丈夫にできているはずだ。あの写真を見たが、鳥は戦闘機の『鼻』に衝突した。だから、飛行機の操縦には影響がないはずだ」
同じような事故は海外でも発生しており、2009年、ニューヨークのラガーディア空港から離陸した米国民間機にカナダガンの群れが衝突し、両エンジンのパワーを失いましたが、機長の操縦によりハドソン川に無事着陸し、乗客155人の命を救いました。
米国のフリージャーナリスト、張明道氏は、中共空軍の飛行技術は比較にならないと述べています。
在米フリージャーナリスト 張明道氏
「あの文章では、パイロットは飛行機を操縦して居住地を避けたなどと書かれている。彼は飛び出したので、無事だった。米国の飛行機は非常に多く、毎日世界各地を飛び回っていても、鳥と衝突して墜落したというのはあまり聞いたことがない。つまり、中共空軍のレベルが低いことを説明している」
最近、中共の軍用機による台湾の防空識別圏の進入が常態化しています。台湾国防部によると、9月16日から10月4日までの19日間、中共空軍は計53回の妨害飛行を行っています。7日の報告では、今年、台湾南西部の防空識別圏に入った中国軍機数は延べ217機に上り、特に今年6月頃から進入が頻発しています。
在米フリージャーナリスト 張明道氏
「中共は毎日のようにこれを攻撃しあれを攻撃すると言っている。鳥も防げない飛行機であれこれを攻撃するなんて滑稽だ。鳥すら対処できないのに、将来戦争になったら、弾丸や砲弾、破片に対処できるのか?一発で飛行機一機が撃ち落とされるだろう」
今回のことを受け、ツイッターには皮肉を込められたコメントが飛び交っています。
「21世紀になっても、住宅地に隠れる手口を使っている」
「鳥は中共に反対する必要性を知っている分、中国国内の酔生夢死(すいせい-むし)の中国人よりも頭がいい」
「鳥さえも対処できないのに鷹を相手にしても意味がない」