皆さん、こんにちは。今、私はニューヨークのマンハッタン、マディソン・スクエア・ガーデンにある期日前投票所に来ています。11月3日の投票日まであと1週間余りとなり、期日前投票所にはすでに多くの人が並んでいます。
どれくらいの人が並んでいるのかご覧ください。入り口から並ぶ人の列はすでにこの大きな建物を一周し、さらに8番街に延びています。私はニューヨークに16年間住んでいますが、これほど多くの人が期日前投票に訪れるのを見たことがありません。今回のアメリカ大統領選挙が如何に国民に大きな影響を与えていのかがうかがえます。
マディソン・スクエア・ガーデンは有名なスポーツ・スタジアムで、NBAなど多くの試合がここで行われています。地面にはソーシャルディスタンスを保つためのマークが貼られています。並ぶ列がどれ程長いのかお見せしましょう。ここまでの長蛇の列は初めて見ました。自分の未来、アメリカの未来のためです。
では、期日前投票に来られた皆さんは誰に投票するのかを取材したいと思います。
「すみません。誰に投票されますか?」
「バイデン氏。」
「あなたには言わないよ。あなたが私に聞く権利はない。」
「誰に投票されますか?」
「バイデン氏。」
赤いベストを付けている方は「反バイデン」、つまり、民主党に反対する方です。今日、現場に教会関係者も来られています。
「すみません。どの候補者をサポートしていますか?」
「トランプ氏です。」
「なぜでしょうか?」
「彼はいわゆる環境保護団体がお金を奪うのを阻止し、国を再建し、経済を回復させ、アメリカの軍隊は再び勢いを取り戻しました。彼は善悪を立証したからです。」
「お名前を伺ってもよろしいでしょうか?」
「グレグ・シャです。教会の人間です」
「名刺を見せてくださいました。教会の人間だとおっしゃいました。ありがとうございます」
先ほど、何人かにどちらの候補者に投票されるのか質問をしました。バイデン氏だと答えた人は少なくはありませんでしたが、多くの人は言いたくないと答えました。
「すみません。誰に投票されますか?」
「言いたくありません」
「すみません。誰に投票されますか?」
「ええ・・・結構です。」
「すみません。誰に投票されますか?」
「……」(首を横に振りました。)
「すみません。誰に投票されますか?」
「…….」(手を振り払いました。)
答えなかった方々は恐らくトランプ氏に投票されるでしょう。ニューヨークは民主党の本拠地なので、不必要なトラブルを避けるため、トランプ氏の支持者たちは大勢の前では表明したくないと思われます。この重要な時期だからこそ、アメリカ、全世界を希望ある未来へと導くことができる大統領を選出しようと、皆さんは考えているのでしょう。