中国の東部・山東省在住のある人権活動家が10月19日に、米国、英国、豪州の国旗を自宅アパートの窓の外に掲げました。
活動家の隋雙勝さんは「この人目を惹くパフォーマンスは中国共産党の独裁政治を非難するための取り組みなのだ」といいます。
ネット上に投稿された動画の中で、隋さんは「民主主義万歳!独裁政権は必ず滅亡する!」と叫んでいます。
彼はまた通行人に向けて、「恐れるな」と励まし、動画を撮って、世界中に拡散するよう促しました。その後、警察官と中国共産党当局者が彼のアパートの下に集まりました。
隋さんによると「自分の家には8〜9枚の民主主義国の国旗が置いてある」
それは彼の「民主主義」と「法の支配」への敬意と憧れの現れだといいます。
米国在住の中国人は自由に中共国歌を歌い、自由に中共の国旗を掲げ、パレードで自由に中共の国旗を振れるのに、なぜ中国国内で生きる人々は自宅の中で民主主義国の国旗を掲げることすら妨害されるのかと、隋さんは疑問を投げかけます。
隋さんはかつて山東省青島市にアパートを1つ持っていましたが、逮捕されて、2016年から2018年にかけて、投獄されていました。それは「地方政府への賄賂」や「国有地の不法占拠」といった地元の不動産開発企業の汚職を暴露したことが原因でした。
隋雙勝さんは10月25日、地元警察に呼び出されてから外部との連絡が途絶えています。