【米大統領選】 各地の集計センターで不正行為に抗議 バイデン 支持者は暴力的抗議

11月4日、複数のスイング・ステートでの投票数が劇的に変化し、バイデン氏がそれまでリードしていたトランプ大統領を追い抜きました。同日夜、バイデン支持者はワシントンDCやニューヨークなどで暴力的な抗議を行い、トランプ支持者も集計センターに集まり、不正行為を止めるよう求めました。

4日夜、トランプ支持者はデトロイト、ラスベガス、アリゾナ州フェニックスの集計センター前に集まり、投票に関する不正行為を止めるよう要求しました。

トランプ支持者
「盗みをやめろ」

アリゾナ州フェニックスのマリコパ郡集計センターの外で約200人のトランプ支持者が「私たちはトランプを愛している」と唱えました。

トランプ支持者
「私たちはトランプを愛している」

また支持者を激励するためのスピーチが行われました。現場での衝突は見られませんでした。

トランプ陣営は、アリゾナ州でのバイデン氏の勝利に異議を唱え、結果発表時には86%の票しかカウントされていなかったと主張しています。

サンフランシスコ東部のラファイエットでは4日、トランプ支持者が歩道橋で横断幕を掲げました。通行する車も応援のクラクションを鳴らし、トランプ大統領に対する支持を示しました。

一方、同日夜、シアトルやラスベガス、ボストンなどの大都市では抗議活動が勃発しました。

「選挙結果保護連盟」の十数の抗議団体が、当初、500の都市で一斉に大規模な抗議行動を起こす準備をしていましたが、その日のうちに計画は棚上げされました。

抗議団体は、1月20日に大統領が就任するまで毎週水曜日に抗議行動を行うよう呼びかけています。

ニューヨークでは機動隊とバイデン支持者のデモ隊がワシントン・スクエアで衝突し、少なくとも50人が逮捕されました。

また、オレゴン州ポートランドでは、デモ隊が店の窓を破壊し、当局が暴動が発生したことを宣言しました。抗議者による路上での放火も発生しています。

オレゴン州のケイト・ブラウン知事は州兵を動員し、法執行機関が騒動を止めるのを支援しました。

 
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