11月4日夜にトランプ陣営はペンシルベニア州フィラデルフィアで行った記者会見で不正選挙について言及し、彼らはすでにペンシルベニア州、ミシガン州、ジョージア州で訴訟を起こし、ウィスコンシン州に対しては投票用紙の再集計を求めていると発表しました。トランプ大統領の支持者はインターネットに、集計プロセスに不審な点があることを示す動画を投稿しています。
トランプ大統領の弁護士、ジュリアーニ氏
「本当に辛いことだ。この都市で、我々の民主主義発祥の地で、これまで私が見た中で最も民主主義に反することがこの場所で発生した。そして全国各地でも起きている。我々はすでに訴訟を起こした」
米東部時間の4日午後にトランプ陣営はペンシルベニア州フィラデルフィアで記者会見を行い、元ニューヨーク市長のジュリアーニ氏が、今回の大統領選挙に大規模な集計不正行為が発生したため、トランプ陣営はすでに訴訟を起こしたと発表しました。トランプ陣営は、ペンシルベニア州の集計作業で民主党陣営の隠匿が発生し、大勢の選挙監視人が投票所への立ち入りを拒絶されるという事態が発生したと指摘しています。
フィラデルフィアの選挙監視人ゲイリー・フェルドマンさん
「なぜ入れてくれないのですか?」
フィラデルフィア投票所のスタッフ
「できません。警察に言ってください。どうぞ。あなたが合法的だというのなら警察に通報してください」
この動画で投票所へ入ることを拒否されたフェルドマンさんは「全市選挙監視人」と書かれた証明書を所持しています。雑誌『ヒューマン・イベンツ』の編集長、ウィル・チャンバーレイン氏はツイッターにこの動画を投稿し、男性の身元も確認したとしています。トランプ陣営は、同様のことはフィラデルフィアのあちこちで発生しているとしたうえで、彼らは訴訟を起こしてフィラデルフィア市に対し、11月3日の選挙日の後に輸送された投票用紙はカウントしないよう要求しています。
ミシガン州デトロイトの集計所でも、スタッフが大きな段ボールを窓に張り付けて集計の様子を住民に見られないようにしていたことが発覚しました。当時その場にいたフォックスニュース・プロデューサーのマット氏が当時の様子をツイッターに投稿しています。
トランプ大統領の個人弁護士、ジュリアーニ氏
「こうした郵便投票は人々の注目を集めている。簡単に人を騙すことができるからだ。また法律に付帯して、双方(の政党)は開票を監視する権利を有している。正しくない投票用紙については、我々はこのようにすることができる。(投票用紙に)正しいサインがあるかを確認し、封筒に署名がしてあり正しい消印が押されているかどうかを確認できる」
記者会見の席でジュリアーニ氏は、11月4日の午前3時から4時ごろにウィスコンシン州で民主党のバイデン候補の票が突然12万票も増えたことに触れ、トランプ陣営はすでに、ウィスコンシン州に対し投票用紙を再集計するよう求めたほか、ミシガン州、ペンシルベニア州、ジョージア州については訴訟を起こしたと発表しました。