トランプ大統領が選挙後初めてスピーチ「不正選挙によって米国を辱めてはならない」

米東部時間11月5日、トランプ米大統領はホワイトハウスで声明を発表し、民主党は不正によって勝利を奪おうとしているとして、米国の大統領選挙を不正で汚すべきでないと強調しました。トランプ大統領は6日、最高裁判所に対し、選挙監視人の監督なしに受領した投票用紙を不正投票に認定するよう要求しました。

11月5日、トランプ大統領は大統領選挙後に初めてスピーチを行って、法定得票数では自身が勝利したが、民主党は不正投票によって選挙を盗もうとしていると繰り返しました。

トランプ大統領
「合法的に得票数をカウントすれば、私は軽々と勝てる。違法な投票用紙をカウントすれば、彼らは私から選挙戦(の勝利)を盗むことができる」
すべての投票用紙をカウントすべきだとする民主党の主張に対し、トランプ大統領はすべての合法的な投票用紙を集計すべきだと強調しました。

トランプ大統領
「彼ら(民主党)は投票用紙について触れているが、私は『合法的な投票用紙』という言葉を使うべきだと考えている。我々もすべての合法的な投票用紙をカウントしたいと考えている。私はすべての合法的な投票用紙をカウントしたい。我々は(選挙を)オープンで透明性の高いものにしたい」

トランプ陣営はすでにいくつかの州に対し、開票作業の一時停止を求めて提訴しています。

トランプ大統領
「我々は選挙に楽勝すると考えている。我々は多くの訴訟を起こすだろう。我々は多くの証拠を持っており、最終的には最高裁で解決できるだろう」

トランプ大統領は、米国は大統領選に不正が行われて汚点を残すことを許さないと強調しました。

トランプ大統領
「我々は米国でこのようなことを起こしてはならない。これは誰が勝者かという問題ではない。共和党か民主党、あるいはジョーか私かということではない。我々は我々の国にこのようなことを発生させてはならない。我々はこのようなことによって(米国を)辱めるのを許してはならない」

6日早朝にトランプ大統領は「合法的な投票用紙を集計すれば私は米大統領選挙に楽勝できる。選挙監視人はいかなる手段によっても職を遂行することを許可されていなかったため、この間に集計された得票数は違法投票だと判断すべきだ。最高裁裁判所は決定を下すべきだ」

6日、ツイッター社は誤解を招く情報が含まれている可能性があるとして、このツイートをはじめとするトランプ大統領の多くのツイートをブロックしました。

これに対しトランプ大統領は、通信品位法第230条(セクション230)の抜け穴を利用したとしてツイッター社を非難しました。

この条項は、SNSは不適切とみなされるコンテンツの削除やブロックを行うことができるうえ、法的責任を負わないと定めたものです。

 
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