トランプ大統領「バイデン候補は誤った勝利宣言をすべきでない」

米大統領選挙の投票用紙の集計が終わらないなか、集計中に「不正と混乱」が続出し、トランプ大統領はすでに複数の州で訴訟を起こしました。一方、民主党のバイデン候補は6日夜に大統領選挙に「勝利できる」とコメントしました。

トランプ大統領の法務チームはミシガン州、ジョージア州、ペンシルベニア州、ネバダ州で訴訟を起こし、ジョージア州とウィスコンシン州に対しては票の再集計を要求しました。

トランプ陣営はホットラインを開設しており、今後は選挙民が選挙に関連する不正行為や権力の濫用を報告できるウェブサイトも設置する予定です。
一方、民主党のバイデン候補は6日夜に大統領選に「勝利できる」とコメントしました。

民主党バイデン候補
「我々は最終的な勝利宣言を行ってないが、データが我々に信頼に足るストーリーを告げている。我々はこの選挙に勝利できるだろう」

トランプ陣営は6日、ツイッターに「これらの不適切な投票用紙が見つかって、トランプ大統領が最終的に勝利すると我々は信じている」と投稿しました。

またトランプ大統領もツイッターに「ジョー・バイデンは大統領就任という誤った宣言を行うべきでない。私もそのように宣言できる。訴訟は始まったばかりだ!」

トランプ陣営が起こした訴訟には、一、不在者の投票用紙に身分証明を提供する期限を選挙スタッフが不適切に延長した。二、選挙管理スタッフが選挙法に違反して党員に選挙情報を提供した。三、期日を過ぎた投票用紙の集計の停止。四、選挙監視員が監督権限を取得する前に集計を停止した。五、選挙管理スタッフが違法投票を容認したことなどが含まれます。

米全土で不正行為の疑いが発覚して今回の大統領選挙は複雑な様相を呈し、大規模な法的攻防戦へと姿を変えています。トランプ大統領は「これはもはや選挙の問題ではなく、我々の選挙プロセス全体に対する信頼に関わるものだ」とツイッターで述べています。

ペンス副大統領もツイッターに「私とトランプ大統領は一緒に立っている。私たちはすべての合法的な投票用紙をカウントしなければならない」と投稿しています。

 
関連記事