米大統領選挙の投票数の集計がまだ確認されておらず、トランプ大統領も敗北を認めていませんが、米国の多くのメディアはバイデン候補の勝利を報じています。大紀元時報は「法にのっとった訴訟で決着がつくまでは大統領選の勝者を報じない」と発表しました。
トランプ大統領は11月8日にツイッターで「いつから、我々の次の大統領は誰かということをメディアが発表することになったのか?この2週間で我々は多くのことを学んだ!」と疑問を投げかけています。
7日、CNN、NBC、ニューヨークタイムズなどの多くの左派メディアと、やや保守派寄りだったFOXニュースなどのメディアも続々と、バイデン候補が270人以上の選挙人から票を獲得したため米国の次期大統領に就任すると発表し、同日夜にバイデン陣営も選挙戦に勝利したと発表しました。
しかし、現時点での集計結果は公式な確認を経てはおらず、トランプ陣営は投票用紙の集計問題が発生した多くの州で早くから訴訟を起こしており、9日からはペンシルベニア州などの法廷で新たな異議申し立てを予定しています。
米ニューヨークに本部を置く大紀元時報は6日、「訴訟問題が解決するまでは大統領選の勝者を報じない」として、「すべての結果が証明され、すべての法的問題が解決するまでは、大紀元は2020年大統領選挙の勝者を報じることはない」と発表しました。
各州の選挙局ウェブサイトによると、少なくともウィスコンシン州、ペンシルベニア州、アリゾナ州、ジョージア州ではバイデン候補がトランプ大統領を1%以下でリードしています。トランプ陣営はすでに、ウィスコンシン州とジョージア州に対し票の再集計を求めており、ペンシルベニア州では少なくとも2万1000票の「ゴースト票」、つまり死んだ人の名前で投じられた投票用紙がカウントされていることも発見しました。
米国連邦選挙管理委員会のトレー・トレイナー委員長は取材に対し、不正選挙が行われたと確信していると述べています。
8日、ファーストレディのメラニア夫人は大統領選後に初めて公に、公正な選挙の実施を求めると要求しました。メラニア夫人はツイッターで「米国市民は公正な選挙を行うべきだ。不正な投票用紙ではなく、合法的な投票用紙をすべて集計すべきだ。私たちは、私たちの民主主義を守るために透明性を確保しなければならない」と述べています。