11月9日にミズーリ州のシュミット検事総長は、自身が主導する10人の州検事総長と合同で、ペンシルベニア州共和党がペンシルベニア州ブックバー州務長官に対して起こした訴訟を支持すると発表しました。彼らは最高裁判所に対し、州最高裁判所が同州の郵便投票に関して下した決定を覆し、11月3日の投票日から3日以内に受領した投票用紙は無効とするよう促しています。
正式な決定を待たずに勝利宣言を行ったバイデン候補はペンシルベニア州を下して選挙人からの270票を獲得しました。スイングステートのペンシルベニア州では、バイデン候補がトランプ大統領をわずか0.6%リードし、30928票を獲得しましたが、トランプ陣営は同州で大規模な不正があったことを明らかにしています。
トランプ大統領の個人弁護士、ジュリアーニ氏
「私が言いたいのは、郵送された投票用紙の中で、監視下で集計されたものは一枚もないということだ」
ジュリアーニ氏は、フィラデルフィアとピッツバーグでは少なくとも郵送された43万5000枚もの投票用紙が、共和党監視者の立ち合いなしに集計されたと述べています。
トランプ陣営は今週も、ペンシルベニア州で起きた不正行為に対し新たに多くの訴訟を起こす予定です。
また共和党の現職検事総長の支持を得て、最高裁判所の介入が早まることも期待されます。
ミズーリ州のシュミット検事総長のほか、アラバマ州、ルイジアナ州、アーカンソー州、ミシシッピ州、ケンタッキー州、サウスカロライナ州、サウスダコタ州、テキサス州、フロリダ州の検事総長も最高裁判所への提出文書に連署しています。
シュミット検事総長はツイッターで「自由で公正な選挙は我々の共和国の基盤であり、米国を世界の国々の手本にさせるものだ。選挙を公正で自由なものにするために、我々はすべての合法的な投票用紙をカウントし、すべての不正な投票用紙をカウントしてはならない」と述べています。