「最高裁へ邁進!」ペンシルベニア州高裁がトランプ陣営の訴えを棄却

米国の第三巡回区控訴裁判所は27日、トランプ陣営がペンシルベニア州の選挙結果に異議を申し立てた訴訟に関連し、訴訟の復活を求めた陣営の請求を退けました。これによって、連邦最高裁への上訴を加速させることになりました。

トランプ陣営の上級顧問弁護士ジェナ・エリス氏は、第3巡回区控訴裁判所の棄却判決後、ツイッターに「ペンシルベニア州の急進的な司法機関は、大規模な不正行為の疑惑を隠蔽し続けている。ペンシルベニア州議会に証拠と事実関係を提示する機会を与えてくれたことに感謝している。 連邦最高裁へ邁進!」と投稿しました。

ペンシルベニア州上院共和党政策委員会が11月25日に開いた公聴会には多数の証人が参加し、州全域で行われた重大な選挙規則違反、誤り、不正行為について証言を行いました。

公聴会に出席した選挙監視員のグレッグ・ステンストローム(Greg Stenstrom)氏は、デラウェア郡の郵便投票用紙の取り扱い方や、倉庫管理者が誰にも監視されない状況下で、USB経由で投票機にデータをアップロードする作業を少なくとも24回行うなど、多数の違反行為を目撃したと述べています。

ペンシルベニア州最高裁判所の27日の棄却判決によって、この案件は連邦最高裁に持ち込まれることになりました。 トランプ大統領は以前に、最高裁は保守派が多数を占めるため、6対3の投票で勝訴判決を下すだろうと公に述べています。

このほか、11月30日にアリゾナ州議会で選挙の完全性に関する公聴会が開かれる予定で、トランプ陣営の弁護士、エリス氏とジュリアーニ氏が出席することになっています。

 
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