ペンシルベニア州にあるカーボンデール市は鉱業・製造業・鉄道産業の労働者世帯が多く、何十年もの間 民主党の本拠地となっています。
市長のジャスティン・テイラー氏はこれまでずっと民主党員で、家庭用暖房オイル事業を生業としていた家庭で育ちました。彼の祖父は自分で汗を流して働く方で、若かりし頃のテイラー氏に大人になったら、自分と同じく民主党員になるよう言っていました。
カーボンデール市市長 ジャスティン・テイラー氏
私は18歳で有権者登録をして以来、ずっと民主党員で、現在42歳。42歳までの21年間、市の公職に就いているので、もはや 若手ではない。
しかしテイラー氏は「民主党は徐々に変わっていった。そして社会主義の方に向かっている」と言います。
NTD記者
民主党員の市長として、対立する党の人を支持することはかなりの勇気が必要です。なぜトランプ大統領を支持することを選んだのか、詳しく聞かせていただけますか?
カーボンデール市市長 ジャスティン・テイラー氏
私はしばらくの間、そのことで葛藤していた。先程はそんな冗談も言っていたが、もう42歳。町の中では中堅だ。しかし、 私もこの歳になり、結婚をして息子もいる 。そして、もう一人産まれて来る予定だ。私の価値観や様々な事に対する見方が徐々に変わってきた。全体的に見て、明らかに大統領選のため、ここ数年の間に民主党を見てきて、彼らはもはや私が誰であるかを代表しているようには見えない。魔法の薬を飲んだので、今は共和党支持者で、そうは言っていない。ただ今の民主党は本当に私が当初考えていたものではなくなり、かなり変わってきたということが言いたい。民主党は私の価値観や立場を表してはいない
NTD記者
ジョー・バイデン氏はこれまで政治家として、47年間務めています。バイデン氏が今まであなたの市にしてくれたことを詳しく聞かせてもらえますか?
カーボンデール市市長 ジャスティン・テイラー氏
特にカーボンデール市のためになった政策を一つでも挙げるのも難しい。ただ党内の左翼が彼に無理やり押し付けているだけ。民主党内に他に適当な候補者がいなかったから選ばれたようなもので、名目上の指導者としてそこにいるのだ。これは彼の考えではなく、つまり全てが押しつけられたものです。彼を気の毒に思う。彼は本当に窮地に立たされている。進行中の政策で、ペンシルバニア州のためになっているものはなかなか見当たらない。特に最新の政策では、石油とガス会社を標的に、本当にペンシルバニア州に爆弾を落としたことの一つだ。
民主党は左寄りに突き進んでいるのだ。小さな町をなんとか振興させたい市長として、 私は民主党の理念が実際には多くのものを無料で与えようとする社会主義の方へ向かっている現実と闘っている。
私がここ数年見てきた。例としてこんな言葉がある。「経済や金融が好調だと、全ての人に利益が回る」トランプ氏はこの言葉通りのことをやってきた。
私は仕事に就く人々を見てきた。恐らく初めて仕事をする人もいただろう。
彼らは自分の仕事に誇りを持ち、これまでより一層有意義な生活を送ることができるようになった 。家族を養えるだけの賃金はもらえていなかったかもしれないが、彼らは仕事を持ち、目的を持ち、規範を持ち、地域社会に貢献していた。それに彼らは救済金を求めることもなかった。
それ(救済金)も問題の一部だと思う。現在、我々の体制は崩壊している。
制度を利用する方法を見つけた人々がいる。ペンシルベニア州の特にカーボンデール市のサラリーマン世帯の人々が憤り疑問を持ち始めた。『あの人は仕事もしてないのに、 あれもこれも貰っている。なぜ私は毎日仕事に行かなければならないのか』と
民主党は基本的に他の概念や意見も全て取り入れるようが、個人的な意見だが、それは完全に票を獲得するためだ。同時に民主党はこれら全ての意見や提案を受け入れて、他の全員にそれらの提案を受け入れるよう押し付ける。
彼らが言うには、それが民主党が推進している政策だという。『あなたは自分の意見を変えなければならない、このように考えなければいけないよ』と言う。もしそれに従わなければ、あなたは正しくない。『あなたは人種差別主義者だ』とか、『あなたは同性愛恐怖症だ』などと言う。全ての市民に自分の意見を主張する権利があると私は固く信じている。
もしあなたが私とは違う意見でも、それは素晴らしいことだ。私の仕事はあなたの考えや意見を変えさせることではない。これは我が国の最も偉大な部分だが、誰もが自由な考えと意志を持つ権利がある。しかし、もはや民主党はこのように考えていないのだ。