先日、北京大学国家発展研究院の李玲教授は、中国は2020年、流行病対策の分野で67兆元(約1,000兆円)の収益を上げたが、これは今年度GDP総額の3分の2に相当する金額だと述べました。多くのネットユーザーは、疫病流行の期間中に多くの人が収入もなく苦しい生活を強いられているのに、政府は国難に乗じて金儲けをしていると非難しています。
中共の官制メディアの報道によると、11月に広州で開かれた「中国を知る」フォーラムで、北京大学国家発展研究院の李玲教授は、中国は今年、流行病対策の分野で67兆元の収益を上げており、これは今年度GDP総額の3分の2に相当すると述べました。
あるネットユーザーは、「よく見てごらん、どれだけ見苦しい社会なのか。これは人が人を喰う社会ではないか」とコメントを残し、別のユーザーは、「世界中がこのことでお金を投じているのに、中国だけがこれを金儲けのチャンスにしている」と述べています。
中国のネットユーザー 独さん
「現在中共は資金不足であるため、様々なルートから資金を調達しようとしている。疫病流行の時期にさえ、国難に乗じて金儲けをしている。かわいそうなのは庶民だけだ。今はまた米国との対抗で、経済が衰退し、貿易も萎縮している。だから庶民を金儲けのターゲットにしているわけだ。この前、成都では(中共ウイルスで)隔離されている人より、1日300元徴収していると聞いた。これも収入源にしているのだ。この政府はどれほど恐ろしいか」
中共ウイルスの流行期間中、当局が都市のロックダウンや道路の封鎖などを行ったことで、多くの人が仕事を失い、収入がなくなりました。しかし、政府からは何の救済措置もなく、かえって庶民を金儲けのターゲットにし、ニラのように刈り取っていると多くのネットユーザーが憤慨しています。
ネットユーザー 張さん
「これらの収入は、利益集団の収入で、庶民とはなんの関係もない。今年はほとんど仕事の機会もなく、庶民は本当に苦しい。豚肉は数倍も値上がりし、野菜の値段も高くなっている。生活維持費はますます高くなっていて、約3割の人は生存が危機にさらされ、多くの人は借金で食いつないでいる。この政権をひっくり返したら、すべての問題が解決される」
今年初め、中共が疫病の発生情報を隠蔽したことで、中共ウイルスが全世界に広がりました。中共はその時期に、海外から医療用品の輸入を増やすと同時に輸出を抑え、マスクなどの防護用品を大量にストックしました。世界中で感染者が爆発的に増え、他の国が医療用品の不足に陥ると、中共はそれを待っていたかのようにマスクや防護服などを高値で輸出し、巨額の利益を上げました。さらにはこれを機に国際社会で影響力を拡張しようとしたため、多くの国から反感を買っています。