トランプ大統領「最高裁に失望 戦いは始まったばかり」

テキサス州が8日に4つの激戦州を憲法違反で提訴しましたが、最高裁は11日に棄却しました。トランプ大統領は12日、ツイッターに「戦いは始まったばかりだ」と投稿しました。

トランプ大統領は12日、ツイートを連発し、前日の夜に連邦最高裁が4つのスイングステートを相手に起こしたテキサス州の訴訟を棄却したことについて深い遺憾の意を表明し、「最高裁は本当に我々を失望させた。知恵も勇気もない!」と述べました。

続いて大統領は、ホワイトハウスのケイリー・マクナニー報道官のコメントをリツイートしました。「そうだ。彼らには隠れるしか選択肢がなかった。彼らは身を潜めた。彼らはプロセスの陰に隠れて、自分の権限で憲法を施行することを拒否した」

トランプ弁護団はメディアに対し、大統領にはまだ他の選択肢があり、「我々には引き続き正しいことを行う時間がある」と述べました。

トランプ大統領はさらに、「我々は戦いを始めたばかりだ」とツイートしています。

12日、ワシントンDCではトランプ大統領の支持者による集会や演説、デモ行進などの大規模活動が行われ、不正選挙への反対と米国憲法を守ることを強く訴えました。トランプ大統領を乗せたヘリコプターが会場の上空を旋回すると、支持者からは大きな歓声があがりました。

今後の戦いについて、リン・ウッド弁護士は「米国の愛国者は準備をしておくべきだ。これからの数日間で、大きな展開が見られるだろう。大統領の言うことを聞いてください。中共は生物兵器で我々を攻撃し、選挙を盗むことで我々を攻撃している。中共は我々の土地で食料を作ろうとしている。彼らに奪われてはならない。祈りましょう」とツイートしました。

トランプ大統領のヘリは集会会場を旋回した後、ウェストポイントの陸軍士官学校を訪れました。大統領と同行したジョン・ラトクリフ国家情報長官が意味深なツイートをしました。「トランプ大統領と一緒にアメリカンフットボールの陸海軍対抗戦を見に行く。米軍に敬意を払うため。これはカレッジフットボールの最大の試合だ」

情報によると、ラトクリフ長官は来週、「米大統領選への外国勢力の介入に関する報告書」を出す予定で、トランプ大統領が戒厳令や軍事統制、反乱の平定などを実施する場合の重要な根拠となるとみられています。

 
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