1．元FBI捜査官を拉致 米、イランの官僚二人をブラックリストに
米政府は12月14日に、元FBI捜査官のロバート・レビンソン（Robert Levinson）氏の拉致に関与した、イランの高官２人をブラックリストに追加したと発表しました。米政府高官は当日、イランが不法拘束した米国民を釈放しなければ、イランとのいかなる合意にも達すべきではないと述べました。2007年3月、レビンソン氏はイランのキシュ島（Kish Island）で行方不明になり、その後イラン当局によって拘束され、今年3月に刑務所で死亡したと伝えられました。
２．欧州委員会委員長 英国との通商協定をめぐる交渉は「最後の段階」に
欧州委員会のフォン・デア・ライエン（von der Leyen）委員長は12月14日に、欧州連合（EU）と英国との間の通商協定をめぐる交渉は「最後の段階」に入り、合意につながり得る妥協案の輪郭が見え始めたが、詳細においてはまだ議論の余地があり、英国と「公正な競争環境」を構築したいと述べました。欧州委員会のスポークスパーソンであるダニエル・フェリー氏（Daniel Ferrie）は期限が迫っているが、EUは合意に達するため全力で取り組んでいると述べました。12月31日で、英国のブレグジット（イギリスのEU離脱）の移行期間を終えるため、それまでに通商協定の合意ができなければ、英国は「合意なき離脱」に至ります。
3．南米で皆既日食 ”昼から夜に”
12月14日、南米で今年世界で初めての「皆既日食」が観測されました。正午、太陽が月によって徐々に覆い隠され始めると、チリのアラウカニア州の空が暗くなり始め、午後1時頃には太陽が完全に隠れました。当日、皆既日食を見るために数万人が集まりました。南米での次回の皆既日食は2048年になります。
