北京市順義区一級予防抑制措置発令 遼寧省でも感染拡大

中国北京市と遼寧省で、中共ウィルスの感染が拡大しつつあり、北京市順義区は一級予防抑制措置を発令しました。東北部の瀋陽市では、ある診療所の看護師が確定診断される前に、他の省で行われた試験に参加していました。瀋陽市当局は一級以下の医療機関の全面的な休診を命じました。

北京市順義区では新たな感染者が相次ぎ発生しており、当局は順義区の各地区に対して最も厳格な一級予防抑制措置を発令しました。12月29日より、各居住区では宅配便やフードデリバリー業者の配送が禁止され、業者は指定された場所に荷物を預け、受取人が各自で引き取ることになっています。

北京市順義区高麗営鎮飲食店 林さん
「営業していない。2日間休業している。このエリア全体が閉鎖されていて、街には人がいない。スーパー以外のすべての店舗が休業している。私たちは店の中で隔離中だ。(記者:出前はできますか?)できない」

順義区では12月28日に新たに7人の感染者が発生しています。そのうちの5人は12月26日に確定診断された、金馬工業団地の貿易サービス会社従業員の同僚で、他の2人はタクシー運転手です。

北京市張喜荘村の某ホテルの張さん
「ここは金馬工業団地から2〜3km離れている。感染者が発生した当初から休業していて、今は客が一人もいない。客を受け付けていない。付近で感染者が発生したと聞くと、皆キャンセルする」

東北部の遼寧省でも、感染が拡大しています。公式発表によると、12月28日に新たに6人の感染者が発生しました。

まだ外に出られる?
出たら、もう入って来れない。
まだ外に出られる?
出られない。封鎖した。
出勤はどうするの?
早く上司に言って休暇を取りなさい。

韓国から帰国した女性、尹(いん)さんは、確定診断される前に、診察のために5つの病院を訪れていました。うち、譜康医院では、看護師1人と患者2人の感染が確認されました。また、秀水診療所では12月28日に新たに看護師1人の感染が確認されており、瀋陽医学院付属第二病院、瀋陽市第四人民病院はすでに封鎖されました。

瀋陽市第四人民病院の関係者
「入院できない。今は患者を受け入れることはできない。こちらはこの方針である。現在外来も救急も休診している」

秀水診療所の看護師は確定診断される前、12月20日に高速鉄道を利用して、吉林省衛生学校で行われた試験に参加していました。また、韓国から帰国した尹さんの16歳の孫娘も感染が確認されたため、学校も休校となっています。

瀋陽市政府は、市内の医療水準の低い一級以下の医療機関に対し休診を命じました。また、幼稚園は一時的に休園し、小学校と中学校は1月11日から3月1日までの期間を冬休みにすると発表しました。

 
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