選挙人団の投票結果に反対の意向を示す議員が増えている。票を集計するため1月6日に議会が開かれる。
下院共和党の幹部ケビン・マッカーシー(Kevin McCarthy)氏は選挙人団の投票結果に対する異議申し立てを支持するという。
彼は政治専門紙「ザ・ヒル」にこう語った。「議論するのは当然だと思う。議論せずにどうやって選挙の問題を解決できるというのか?」
多くの下院と上院議員が水曜日の上下両院合同会議で選挙結果に反対する考えを表明している。
モー・ブルックス(Mo Brooks)下院議員は下院で先陣を切っている。今ではジム・ジョーダン(Jim Jordan)下院議員をはじめ、数十人の下院議員が彼に追随している。
アダム・キンジンガー(Adam kinzinger)下院議員やホワイトハウス大統領首席補佐官マーク・メドウズ(Mark Meadows)氏も、異議申し立てを支持する議員が100人を超えることを示唆している。
ジョシュ・ホーリー(Josh Hawley)上院議員は異議を唱える意向を表明した最初の上院議員である。テッド・クルーズ(Ted Cruz)上院議員が率いる議員団も、選挙の緊急監査が行われない場合、異議を唱えると述べている。
異議申し立ては書面で行われ、上下両院から少なくとも各1名の議員の参加が必要となる。
その後、上院下院それぞれ2時間の討論を経て票決が行われる。単純に多数決により、当該州の票の破棄または対立候補への振り替えを決定する。
この動きに反対する議員もいる。上院の多数を占める共和党の院内総務ミッチ・マコーネル(Mitch McConnell)もその一人で、先日彼は共和党上院議員に異議申し立てを控えるように呼びかけた。
下院の共和党委員会議長リズ・チェイニー(Liz Cheney)氏も、米選挙制度に疑惑は存在しないと述べ、下院で同様の呼びかけを行った。
一方、マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領は異議申し立ての努力を歓迎すると述べた。彼は先週末の声明で、上下両院合同会議に際して議会に提出される不正選挙や不正投票の証拠を見てみたいと述べた。