年末年始にかけて、中国で再び中共ウイルスの感染が拡大しています。河北省石家荘市では1月7日からロックダウンが実施されていますが、ロックダウンの開始初日、飛び降り自殺事件が発生しました。あるネットユーザーは、彼はロックダウンで収入がなくなり、借金を返済することができず、極端な選択を余儀なくされたと暴露しました。
中共官製メディアの報道によると、石家荘市でわずか数日間のうちに、300人近くが中共ウイルスに感染しました。現在、石家荘市の市民は市外への移動が禁止され、感染警戒地域から人の出入りが禁止されています。
ロックダウンが実施された初日、石家荘市の華強広場で飛び降り自殺事件が発生しました。当時、自殺現場の近くでは、PCR検査を受けるために大勢の人が列に並び、長蛇の列ができていました。
華強広場付近の某会社社長・何氏
「個人のこと、何が原因なのかは分からない。我々は家にいる。営業もしていない。疫病が流行しているのだから、営業するわけにはいかない」
あるネットユーザーは、自分が聞いた話では飛び降り自殺した者は生前、投資に失敗し、多くの借金を抱えており、クレジットカードや他の借金の返済ができない状態だったと投稿しています。別のネットユーザーは、「自宅隔離期間中には、何もできないからお金の出どころがない。本当に他に生き続ける道がなかったのかも知れない」と投稿しています。
また、「自営業は厳しい。休業しても、高い店舗賃料を支払わないといけない。実店舗は軒並み閉店を余儀なくされるだろう」との書き込みも見られました。
石家荘市の市民 朱氏
「ウイルスが変異し、感染者数が突然急増している。何の準備もできないままロックダウンとなり、外出制限が発動されている。スーパーの商品は普段よりも少し物価が上がっている。飛び降り自殺事件については知らない。職場がある人はまだましかも知れないが、自営業の人たちにはロックダウンの影響は大きい」
河北省では、石家荘市の他に、邢台市(けいだい-し)威県(いけん)にもロックダウンの発令が出されたとされています。石家荘市のある村民は、家には半月分の食糧しか残っておらず、政府からは何の補助もないと話しました。
石家荘村民 韓氏
「影響を受けている。村が封鎖され、店も閉まっている。本当に怖い。感染症対策に協力しないといけない。私は小麦粉や白菜などが少しあるので、半月くらいなら問題ないだろう」
中国メディアの報道によると、武漢大学医学部ウイルス研究所の楊占秋(よう・せんしゅう)教授は、中国で使用されている不活化ワクチンは、石家荘市で蔓延しているウイルスの潜伏期間及び早期感染の患者に対しては効果がないと述べています。