台湾は中共ウイルスの流行期間中、台湾人が中国人と混同されるのを避けるため、1月11日から新たなデザインのパスポートを導入しました。一方、中共当局は台湾主権の主張を強調しています。
今回新たに発行されたパスポートは、「台湾」という名前をより一層際立たせた形となりました。
これまでのパスポートは正式名である「中華民国」(REPUBIC OF CHINA)が、上に英字で記され、下に「TAIWAN」と印字されていました。
一方、新しいパスポートは上部にあった「REPUBIC OF CHINA」が除かれ、英語表記の「TAIWAN」の字体が大きくなりました。「中華民国」という名前は中国語と小さな英字フォントで国章の周りに残されています。
台湾は、中共ウイルス流行の初期段階において、一部の国民が中国人と混同され、ウイルスの感染拡大が台湾で十分抑えられているにもかかわらず、中国人と同様の入国禁止措置を受けていたと主張しています。
一方、中共当局の報道官は、台湾がいかなる「小さな行動」を起こしても、台湾が中国と不可分であり、「一つの中国」の原則を変えることはできないと述べています。中共当局は民主的な台湾を自国の主権領土と主張し、国際社会で台湾を代表する権利があるのは中国だけだとしています。