WHO調査団 中国武漢入り/アマゾン「AWS」のロゴ 中国で使用禁止

最近、WHO(世界保健機関)は中共ウイルス(新型コロナ)の発生源について調査するため、国際調査団を中国に派遣しました。

WHO調査団は先週中国に到着する予定でしたが、延期され14日に到着しました。

調査団が武漢でどこまで調査することができるのかは不明なままとなっています。武漢はおよそ1年前に中共ウイルスが最初に確認された場所です。

数か月前から、国際社会は中国へ国際調査チームを派遣することを要請してきましたが、中国は武漢での現地調査を強く拒否してきました。最近ようやく、中国はWHOの調査要請を承認しました。これを受け、WHOのテドロス事務局長は先週、中国との調査日程の調整に遅れが出ているのに対し、不満を示していました。

中国共産党により、中共ウイルスについての中国の科学研究結果は厳格な情報統制が図られており、すべての調査結果は公表する前に、中共当局の承認を経る必要があります。

アマゾン「AWS」のロゴ 中国で使用禁止

中国の裁判所は最近、アマゾンの中国子会社に対し、「AWS」の商標権を認めず、中国国内でのロゴの使用を禁止する判決を下しました。

「AWS」とは、米アマゾンドットコム(Amazon.com)社が提供しているクラウドコンピューティングサービス「Amazon Web Services」のことです。

2018年には、中国のテクノロジー企業北京アクションソフト(BeijinActionSoft)がロゴの使用に関して、Amazonを提訴しています。

裁判所は、Amazonによる「AWS」のロゴの使用は、コンテンツ、クライアントサービスの目的、および販売チャネルの点に関して、ActionSoftが使用しているものと酷似しており、消費者に混乱をもたらす恐れがあると主張しました。

Amazonは裁判所からActionSoft社に1000万ドル以上の賠償金を支払うよう命じられています。これに対し、Amazon側は米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに「Amazonは中国でAWSのロゴを使用した最初の企業だ」と表明し、北京にある最高人民法院に上訴しました。

Amazonは2004年に中国市場に参入しましたが、中国内で顧客からの支持を得ることができず、中国市場では国内の競合他社が注目を集めています。

 
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