海外にいる中国民主活動家たちは最近、ビデオ会議サービス・ズーム(Zoom)を使用して、「全世界反共産主義オンライン会議」を開催し、米大統領選挙後の反共産主義活動の方向性について議論しました。
「全世界反共産主義オンライン会議」は当初、1月21日の午前8時30分から開始する予定でしたが、中共のネット工作員、いわゆる「五毛党」がZoomの会議室に殺到し、汚い言葉などにより会議の進行を妨害したため、開始時間の変更を余儀なくされました。
主催者側はZoomの会議室を数回変更し、10時頃ようやく会議が開始されました。
会議には50人以上の中国民主化活動家らが参加し、議論が交わされました。参加者のうち、カナダの時事評論家・盛雪氏は、「トランプ前大統領が反共産主義の潮流を作り出してくれた。この機会を逃さず、全世界で中共に対抗できる同盟を形成すべきである」と述べました。
カナダの時事評論家・盛雪氏
「今の時代において、共産主義に反対することは我々の使命であり、中共の暴政の反対は我々中国人の使命である。我々は中共の暴政下の直接的な被害者であるため、反共産主義運動の最前線に立たなければならない」
本会議の主催者である王丹氏は、ズーム会議室のデータを証拠として、FBIや司法省に提出する予定であり、またズームの提訴を検討していると述べました。
六四天安門事件の元学生リーダー・王丹氏
「将来的にはこのような場を定期的に設け、非公開の形で、互いの意見を交換できるよう希望する」
米国在住の時事評論家 陳破空氏
「まず、ズームのソフト自体に問題があり、ある程度中共によって制御されている。昨年の天安門事件をめぐるオンライン会議を開催した際にも、中共による妨害工作があった。関連の訴訟はまだ進行中である。次に、中共のサイバー攻撃も含め、技術手段で、我々の会場を破壊している」
主催者側は、ズームと中共による言論弾圧に屈することなく、将来的には不定期でオンライン会議を開催し、世界的な反共産主義同盟を形成することを目標にしていると述べました。