米空母群は23日に南シナ海に入ったと同時に、中共は台湾の空域にも軍用機を送り込んでいます。
中共と台湾の緊張は、バイデン大統領の就任後数日で、新政権への懸念を高めています。新政権は台湾を重視する姿勢を揺るぎないものだとしています。
米軍の発表によると、空母は日常的な作戦を行っていたとのことで、「海の自由を確保するために 」と強調しました。米空母が南シナ海に入った同日に、台湾は、大量の人民解放軍(PLA)の爆撃機、戦闘機が台湾防空識別圏に侵入していると伝えました。24日の日曜日に中共の軍用機はさらに増えたと報告しました。
中共は民主的台湾を自国の領土と主張しており、ここ数か月間台湾付近での軍事活動を活発化しています。しかし、緊張は23日にエスカレートしました。中共は偵察機ではなく、戦闘機や爆撃機を送り出したのでした。かつては偵察機の方が一般的でした。
バイデン政権は23日、中共に対し、台湾への圧力をやめるよう求めました。また、台湾へのコミットメントと絆を深めたいとの意向を再確認しました。
25日、中共外務省は米国に対して、台湾を「慎重に」対処し、「一つの中国政策」を遵守するよう求めました。米国は、1979年に台湾(正式名称:中華民国)と国交を断絶し、中共と国交を結びました。それ以来、北京当局は米国に”一つの中国”を貫くことを要求してきました。この政策は、中国を代表する政府は一つしかないと主張しています。