スコット・モリソン豪首相は、中国問題に関する議論の冒頭で、中国政府の要求に屈服するという前提で議論を行うつもりはないと述べています。
モリソン豪首相は「自分たちの首相が唯々諾々として、彼らの決定に従うことを望む豪州人はいないと信じる」と述べています。これは豪野党の党首がモリソン首相に対し、対中関係のリセットを考慮するように要求したのを受けての発言です。
ここ数年来、両国の関係がここまで悪化したことはありませんでした。豪外相が中共ウイルスの起源の調査を求めた後、中共は豪州からの輸入品に対して非公式の戦争をしかけました。
中共の複数の高官は豪州が両国関係の悪化を招いたと非難しています。在豪中共大使館は、豪州に対する14項目の不満を列挙した文書を発表しました。中共政府はモリソン首相と外交交渉を行うのに先立ち、この文書を公開しておきたいと述べています。