伊コンテ首相 辞任/印 59の中国製アプリを永久使用禁止

1.伊コンテ首相が辞任

イタリアのジュゼッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は1月26日、セルジオ・マッタレッラ大統領に辞表を提出し、イタリア大統領府はコンテ氏の辞表を受理したと発表しました。コンテ氏は2018年に首相に就任してから、今回で2度目の辞任となります。

先週、コンテ政権は上下両院で2度の信任投票を行い、可決されたものの、対立していたマッテオ・レンツィ元首相が率いる政党「イタリア・ビバ」が連立政権からの離脱を表明し、また上院での連立与党の議席数が過半数に達せず、コンテ政権は窮地に立たされていました。そのため、今回コンテ氏が辞意を表明する形となりました。

2.バイデン氏 新たな大統領令に署名

1月26日、バイデン大統領は国内の人種差別や不平等を解消するため、大統領令を含むいくつかの文書に署名しました。

今回出された大統領令や文書には、連邦政府による民間刑務所の段階的な使用中止、住宅政策における差別の是正、アジア系米国人に対する人種差別解消などが盛り込まれています。

3.TX州連邦地裁 バイデンの不法移民強制送還の凍結措置を一時差し止め

テキサス州の連邦地方裁判所は1月26日、バイデン政権による不法移民の強制送還を100日間停止する措置の一時差し止めを命じました。バイデン大統領は就任直後から多数の大統領令に署名しましたが、移民政策は一週間も経たないうちに、法廷で挫折を味わいました。

バイデン大統領の移民政策に対する一時的な差し止め命令の有効期限は14日間となります。バイデン大統領は就任早々に、不法移民の強制送還を100日間凍結する措置を出しましたが、テキサス州により訴訟を提起されました。

4.「イランとの外交は慎重に」イスラエル軍参謀総長が警告

イスラエル国防軍のアイブ・コチャフ参謀総長は1月26日、バイデン政権が要請しているイラン核合意への復帰のいかなる試みも不適当であり、イランへの攻撃作戦計画を推し進めていると発表しました。イスラエル軍による今回のバイデン政権に対する牽制は、イスラエル政府の所見を受け、バイデン大統領にイランとの外交において慎重を期するよう警告を与えたものと見られます。

5.インド TikTokWeChatを含む59の中国製アプリを永久使用禁止

インドメディアの報道によると、インドの電子情報技術省は最近、昨年に発布されたTikTok、WeChat、百度(バイドゥ)、Xiaomi(シャオミ)のMi Video Call(ミ ビデオコール)などを含む59の中国製アプリに対する使用禁止令を無期限に延長する方針を発表しました。

昨年6月、中国製アプリに対し禁止令を課す際、インド政府はこれらのアプリを提供する中国企業に対し、プライバシーやセキュリティ要件の遵守に関する立場を説明する機会を与えましたが、中国側の対応が不適当だったため、インド政府は今回正式にこれらのアプリを永久に禁止する決定を下しました。

 
関連記事