26日の夜の『Fox Newsプライムタイム』で、前国務長官マイク・ポンペオ氏は、ウイルスの発生地にこそウイルスの起源があるのだからと言って、発生地を認識することの重要性を強調しました。同氏はこのウイルスを武漢ウイルスと呼んでいます。
前国務長官/マイク・ポンペオ
「それは武漢で始まった。事実それは武漢から、出てきたウイルスなのだ。それを中共が隠蔽したことは分かっている。中共がそれを報じようとした、医師やジャーナリストの口を封じ、何も言うなと命じたことは分かっている」
ポンペオ氏のコメントは、バイデン大統領が署名した「米国における人種差別、外国人嫌い、アジア系米国人や太平洋島嶼部住民に対する差別等の高まり」を非難する覚書を受けて発表されたものです。
覚書では「連邦政府は地理的に起源を特定して、新型コロナパンデミックに論及する等の、政治指導者の行為により、連邦政府自身が外国人嫌いの風潮を、助長する上で一役演じたことを、認識しなければならない」と言われています。
エボラ、ジカ熱、ライム病のようにウイルスが、その発生場所に因んで命名されるのは、慣例であるにもかかわらず、こうした懸念が表明されています。ポンペオ氏の指摘によれば、中共は米国人を幻惑し、パンデミックの対処に失敗した中共に対する当然な怒りが、人種差別と関係していると、思わせようとしています。
前国務長官/マイク・ポンペオ
「中共は同党に責任を取れと、叫ぶ米国人の声を人種差別反対の叫び声で、かき消すことができると考えている。そんなことはさせない。ありえない」
Foxのインタビューの中でポンペオ氏は、バイデン政権が引き続き中共に立ち向かうことをバイデン政権に期待すると述べました。
NTD Japan