共和党の新人下院議員のマージョリー・テイラー・グリーン(Marjorie Taylor Greene)氏は、所属する下院の2つの議会委員会から除名されました。2月5日、グリーン氏は、下院の決定は自分が代表する選挙区の人々の声を封殺するためのものだと公に批判しました。
グリーン議員は、下院から委員会の議席を剥奪されたことを受けて2月5日、記者会見を開きました。
米共和党下院議員/マージョリー・テイラー・グリーン氏
「彼らは何をしたと思う?私の選挙区の声を奪ったのだ」
2月4日、ペロシ下院議長に対する暴力的な言論への支持や、陰謀論に関する不適切な発言を理由に、米下院は賛成230、反対199で、一年生議員グリーン氏を教育委員会と予算委員会から除名しました。グリーン議員は議会でのスピーチで、過去の言動について後悔すると表明したものの、それは自分の価値観を表すものではないと明言し、メディアがミスリードしていると批判しました。
記者会見でグリーン氏は、完璧な人はいないと示し、公に謝罪する機会を与えられて嬉しく思うと述べました。 また、トランプ前大統領の政策への支持を表明し、民主党やバイデン政権の急進左派のやり方は「専制支配」であると批判しました。
米共和党下院議員/マージョリー・テイラー・グリーン氏
「共和党、選挙区の人、有権者が何を言おうと彼らは気にしない。彼らは自分たちの社会主義のアジェンダを押し付け、私たちの自由を奪いたいだけだ」
来週、上院ではトランプ前大統領の弾劾裁判の審理が始まります。グリーン氏は、1月6日の議会議事堂乱入事件は、トランプ前大統領や共和党ではなく、早くから議事堂ヘの攻撃を計画していた共謀者たちに責任があると強調しました。
米共和党下院議員/マージョリー・テイラー・グリーン氏
「来週の弾劾裁判はサーカスのような演出になるだろう。メディアは多数のクリック数、高い視聴率、広告費を獲得するだろう。実に不快だ」
グリーン氏は、メディアに対して、人の憎しみを助長していると改めて厳しく批判し、真実を伝えるプラットフォームになるよう呼びかけました。
左翼とメディアの攻撃に直面しても、グリーン議員は、米国の国民が彼女を支持していると信じており、引き続き選挙区の人々のために奉仕すると表明しました。