南米のガイアナ 中共の圧力下で台湾との外交協定を破棄

台湾は、中共が弱小国を虐めていると非難しています。台湾の蔡英文総統は2月5日、Facebookに声明を投稿しました。声明の中で蔡総統は、中共政府がガイアナに圧力をかけ、台湾との外交協定を破棄させたと強く非難しています。わずか1日の間に起きた出来事です。

ガイアナ政府は4日、台湾が実質上の大使館を開設することを認める合意を破棄すると述べ、台湾との国交を樹立していないと付け加えました。台湾がガイアナとの協定を発表した後、中共がガイアナに「過ちを正す」よう求めたのです。

台湾は合意により両国の結びつきが、強化されるはずだったと考えています。

中華民国(台湾)外交部報道官 / 欧江安(おう・こうあん)
駐ガイアナ台湾オフィスの開設は南米と台湾の関係強化を推進し、カリブ海地域の重要な国々との確固たる関係拡大を推し進めることに寄与すると考えている。

ガイアナは南米の国であり、カリブ海地域に属しています。近年、ガイアナはオフショア石油備蓄事業を進めています。中共は台湾が中共領土の一部であると主張し、他国が中共政権と台湾の両方と外交関係をもつことを禁じています。

中共は、何十年もの間台湾を国際社会から孤立させており、現在、台湾は14か国としか国交がありません。そのうち、4か国がカリブ海地域の国となっています。


NTD Japan

 
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