ナバロ氏「バー元司法長官はバイデンの政策推進を手助けしていた」

前ホワイトハウス通商顧問のピーター・ナバロ氏によると、ウィリアム・バー前司法長官は昨年の選挙日の後から、トランプ氏の政策を覆す準備のため、すでにバイデン氏の下で働いていたといいます。

前ホワイトハウス通商顧問のナバロ氏は2月7日、FOXニュースキャスターのマリア・バーティロモ氏とのインタビューで、ウィリアム・バー前司法長官は、11月3日の選挙日の後からトランプ政権の30以上の大統領令の実施をブロックし、バイデン氏の政策のために積極的に準備していたと述べました。

前ホワイトハウス貿易顧問 ナバロ氏
「当時、バーの顧問弁護士事務所はバイデン氏の大統領令の執行を急いでいた。これは事実上のディープ・ステートのクーデターだ。トランプ氏の任期の最後の1年に、彼(バー)は様々な方法でこの政権に反対していた」

バイデン氏は就任初日に、トランプ氏が昨年5月に署名した米国の基幹電力システム(BPS:Bulk power system)をサイバー攻撃などから守るための大統領令の即時停止を含む、10以上の大統領令に署名しました。

米エネルギー省は以前、基幹電力システムは国家のエネルギー安全保障の鍵であると述べています。この大統領令は、米国の電力インフラを悪質なサイバー攻撃を含む外国勢力からの搾取や攻撃から保護するため、米国企業が国家安全保障上のリスクをもたらす外国の電力機器を購入することを禁止しています。

前ホワイトハウス貿易顧問 ナバロ氏
「(この大統領令は)基本的には共産中国を防ぎ、送電網に電力機器を売るのを防ぐものだ。バイデンを助けるためにバーが行ったことの一つが、この大統領令を取り消すことだった」

バイデン氏は7日に公開されたCBSのインタビューで対中政策に言及し、トランプ氏が行ったことは行わないと述べました。

バイデン大統領
「私はずっと彼(習近平)に、我々は対立するべきではないと言ってきた」

 
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