武漢における中共ウイルス流行状況の実態について報じた市民ジャーナリスト・張展氏が、昨年12月、上海の裁判所より有罪判決を言い渡されました。最近、車椅子姿で出廷した張展氏の写真が初公開されました。
市民ジャーナリスト・張展氏は、昨年12月28日上海浦東(ほとう)新区人民裁判所により「騒動挑発罪」で懲役4年の実刑判決が言い渡されました。
2月5日、英国の人権活動家・王剣虹(おう・けんこう)氏はTwitter上に法廷での張展氏の写真を公開し、「彼女は出廷するよう強要された。彼女を動けなくするために、幅の広い紐で車椅子に縛り、手錠も掛けられていた」と投稿しました。
張展氏は法廷で「これはあなたを審判する裁判で、私を審判する裁判ではない」と述べました。
王剣虹氏は、公判はわずか2時間あまりで終わり、裁判官は予定されていた証人による供述の時間を省き、直接判決を下したと述べました。
張展氏の担当弁護士・張科科(ちょう・かか)氏は香港紙「蘋果日報(アップルデイリー)」の取材に応じ、公開された写真は張展氏の出廷時の写真であると述べました。
張科科氏は、張展氏が今もなお上海浦東新区看守所に収監されており、自身は1月13日に張展氏と面会しましたが、張展氏の母親は法廷での張展氏の様子を見てから、いまだに面会が許可されていないと述べました。
昨年2月に武漢を訪れた張展氏は、現地で取材を行い、病院、街道、火葬場などの中共ウイルス流行の惨状を撮影した動画をソーシャルメディアに投稿しました。これにより、5月中旬張展氏は中共当局により拘束されました。