ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は2月5日、バイデン大統領の息子のハンター・バイデン氏が今もなお中国のプライベート・エクイティ企業の株式を保有していることを確認しました。
バイデン大統領の息子ハンター・バイデン氏は現在もなお中国企業とのビジネス関係を持っている可能性があります。今月5日に行われたホワイトハウスでの記者会見で、ある記者がハンター氏について質問しました。
記者
「最近、大統領の息子が国営企業により設立された中国の投資会社の10%の株式をいまだに所有していると報じられていますが、投資撤退などに関する最新の情報はありますか?」
ジェン‧サキ ホワイトハウス報道官
「ハンター氏は(中国へ)投資から手を引くために努力してきました。私はあなたに指摘しますが、彼は民間人です。あなたはハンター氏または彼の弁護士に直接聞いて調べてください」
バイデン氏は、利益相反を避けるため自身の家族は外国企業とのビジネスから退くと繰り返し主張してきました。
バイデン氏は昨年、自身が大統領に当選すれば、家族の中の誰もが「外国企業や外国との関連がある者とはいかなるビジネス関係も持たない。ビジネス関係を終わりにする。終わりする。終結させる」と述べていました。
昨年12月にも、バイデン氏は息子にも家族にも、ビジネス上の利益相反が起きるまたは起きる可能性のある、いかなるビジネスや企業にも関与させないと述べていました。
2019年、ハンター氏が中国のプライベート・エクイティ会社・渤海華美(ぼっかい かび)の取締役を務めていることが報じられました。渤海華美は別名BHRパートナーズと呼ばれ、オーナーの1人には中国の大手国営銀行がいます。
ハンター氏は、2019年までに取締役を辞任すると発表しました。中国のビジネスレコードによると、昨年4月に辞任しましたが、ハンター氏は自身が所有する会社・スカニースルズLLCを通じて辞任後も引き続き渤海華美の10%の株式を所有しているとされています。
ハンター氏が現在投資撤退をしているかどうかは不明のままとなっており、NTDはコメントを求めましたが、放送に間に合うように回答を得ることはできませんでした。