米国「猫フィルター」をかけた弁護士 オンライン裁判で話題沸騰 

先日、米テキサス州のある弁護士がオンライン裁判に参加した後、インターネット上で大きな話題を集めています。

2月9日、テキサス州の裁判所のオンライン裁判が開廷されました。しかし、参加者の一人は無邪気な目をした。実はこれは、テキサス州プレシディオ郡の弁護士ロッド・ポントン氏でした。

テキサス州のロイ・ファーガソン裁判官
「ポントンさん、ビデオの設定でフィルターをオンにしていると思いますが」

テキサス州のロッド・ポントン弁護士
「そうですね。今、アシスタントが設定を変えます。ここにいるのは私です。猫ではありません」

ポントン弁護士はZoomに接続するため、秘書のパソコンからログインしましたが、ネコのフィルターが有効になったまま出廷する予期せぬ事態が起こりました。

テキサス州のロッド・ポントン弁護士
「私以外、皆の顔はちゃんと画面に映っていたが、私は猫になっていた。これは一体どういうことなんだと思ったよ。パソコンに関する知識はあるけど、専門家じゃないから、フィルターの外し方までは分からなかった。というより今までフィルターの存在自体知らなかった」

裁判が終了した後、裁判官のファーガソン氏は、映像をソーシャルメディア上で公開し、オンライン会議に出席する際、パソコンが子供に使用された場合、フィルターをオフにしたかどうかを確認するようにと注意を促し、フィルターを外す方法も添付しました。

オンライン裁判でのこの出来事は大きな話題を呼び、映像はネット上で急速に拡散され、69歳のポントン弁護士に世界各地から電話を受け、テレビインタビューのオファーまで届きました。

テキサス州のロッド・ポントン弁護士
「テキサス西部で言われている言葉で『絞り出した歯磨き粉を元に戻すことはできない』とあるように、この映像が投稿され人気動画になったし、今となっては波に乗るしかない。私に起こったことは否定できないし、私に起こったことで人を笑わせることができたなら嬉しい限りである」

ファーガソン裁判官は、この出来事を「面白い瞬間」だとコメントし、「関係者全員が尊厳を持ってこの状況に対応し、フィルターをかけられた弁護士さんも、適切に対処し、プロ意識を示していた」と述べました。

 
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