テキサス州がビッグテックに反撃「国が動くまで待つわけにはいかない」

TEXAS FIGHTS BACK AGAINST BIG TECH

ビッグテックの検閲に対して、最近行動を起こしたのはテキサス州です。他に幾つかの州も、ネット上の言論の自由を守るために取り組みを開始しており、テキサス州上院議員は新たな法案に取り組んでいます。

テキサス州は、ビッグテックの検閲に反撃を開始しています。

テキサス州1区上院議員(共) / ブライアン・ヒューズ
この問題は、国レベルでの解決が必要だ。しかし国が動くまで、ただ待っているわけにはいかない。

というわけでテキサス州は、自ら解決に乗り出しました。

ブライアン・ヒューズ上院議員は、グレッグ・アボット知事や他の議員とともに、テキサス州がネット検閲に反撃できる法案に取り組んでいます。法案の目的は、テキサス州の住民にネット上での言論の自由を保証し、ビッグテックが政治的・宗教的観点から、ユーザーのコンテンツに干渉するのを阻止することです。

テキサス州1区上院議員(共) / ブライアン・ヒューズ
テキサスの人間が言論を封殺された場合、この法案が通り次第すぐに法廷へ行き、何が起きたかを判事に説明し、確認判決と裁判所命令によってビッグテックにオンラインに戻すことを求めることができる。

ソーシャルメディア・プラットフォームは、反対陣営の主張を盛り込んだコンテンツに「有害」というレッテルを貼ることで知られています。しかしこれは正当であり、自由な言論の範囲内に収まっているということです。

NTDはヒューズ上院議員に、言論の自由の限界線を確定するのは誰かと尋ねたところ、それは裁判所が決定することだと言います。

彼は、連邦法に違反するコンテンツに干渉する権限がビッグテックにあると認めたものの、ビッグテックはその権限を逸脱・乱用していると言います。

テキサス州1区上院議員(共) / ブライアン・ヒューズ
政治的言論、宗教的言論、或いはその類いの意見表明に関しては、ビッグテックに権限はない。幸いなことに、裁判所はこうした境界線を確定する用意が整っている。裁判所から原状復帰の命令が出て、Facebook等がそれを無視するならば、彼らは、人々の誹りを受けるだろうし裁判所は、いくらでも彼らを従わせる措置を講じることができる。

ヒューズ上院議員によれば、多くの議員がこの法案を支持しており、法案が通過する見通しは明るいと言います。ただし、ビッグテックの抵抗も予想されると彼は述べています。

テキサス州1区上院議員(共) / ブライアン・ヒューズ
この法案が可決されれば、彼らが私たちを訴えることは分かっている。彼らは、法廷に持ち込むと言っている。Facebook、Google、Twitter等の法律家軍団、ロビースト軍団は、戦いをしかけてくるだろう。だが、正義の側に立っているのは私たちだ。法は私たちの味方だ。テキサス州での言論の自由を守るため、この法案が可決され、成立すると期待している。

先にフロリダ州は、候補者を選挙期間中にプラットフォームから閉め出すソーシャルメディアを処罰する法案を提出しましたが、テキサス州の動きはこれに続くものです。

ヒューズ上院議員は 、さらに多くの州が行動を起こすと期待しており、他の州が、州民の権利を保護する上で、テキサス州の法案がモデルになると述べています。

 
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