一部の台湾の政治家は、中国製のロボット掃除機に懸念を示しています。それは、エンジニアが、掃除機についている警戒すべき装置に気づいた後のことです。
台湾のエンジニアが、中国製のロボット掃除機が中国にあるサーバーに、データを転送できることを発見しました。このエンジニアは、ロボット掃除機は携帯電話のアプリを使い、データを送信していると説明しました。
IOTエンジニア/サム氏
「データはまず、シンガポールや香港のサーバーに送られ、日本に送られる場合もある。そして最終的には中国のメインサーバーに戻る」
中共政権が、企業のユーザーデータの引き渡しを求めれば、渡すことが法律で義務付けられています。
IOTエンジニア/サム氏
「すると、あなたの携帯電話とロボット掃除機は、中共のスパイになる可能性がある」
ロボット掃除機は、これまでどのようなデータを収集して、中国に転送したのかは不明です。しかし、台湾の政治家は、そのロボットが多くのものを集められると警告しました。
台湾立法委員/陳柏惟氏
「ロボット掃除機は床を掃除するとき、なぜどちらに行くかわかるのか?ロボット掃除機の正面と上にカメラがついているからだ。ロボットはその家をマッピングしているのだ」
エンジニアは、商品名を明らかにしませんでしたが、彼は、このロボット掃除機は欧米製のものに比べて、携帯電話の使用許可を要求する頻度が2倍であると警告しています。
彼の発見により警戒するようになった一部の台湾の政治家や、情報セキュリティ専門家が今、台湾政府に情報セキュリティに関する規制を強化するよう呼びかけています。
NTD Japan