米ユタ州下院 孔子学院の閉鎖を求める決議案可決

米ユタ州議会下院は、州内の2つの大学が2022年末までに、中国共産党が出資する孔子学院を閉鎖するよう要求する決議案を可決しました。

ユタ州の地元紙「ソルトレーク・トリビューン」は3月2日、ユタ州下院が「ユタ州の高等教育機関を中共から保護する決議」を69:1で可決したと報じました。

当決議案は、30歳の州議会議員キャンディス・ピエルッチ(Candice Pierucci)氏によって提案されました。

決議案の中では、中共がプロパガンダ活動のために孔子学院を利用すること、また孔子学院は共産党のスパイ活動を助長し、米国の国家安全保障に脅威を与える可能性があると記載されています。

今回決議案が可決されたことにより、ユタ大学とサザン・ユタ大学に対して2022年12月1日までに孔子学院を閉鎖するよう勧告しています。

ユタ大学の報道官は、ソルトレーク・トリビューン紙に送った声明で、同校は2023年半ばまでに孔子学院の閉鎖を予定していたが、決議案の可決により約半年間繰り上げて閉鎖することを決定したと述べました。

サザン・ユタ大学は以前、孔子学院を閉鎖する準備をしていると表明していました。

 
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