テキサス州はビッグテックの検閲に立ち向かう動きを見せています。トランプ前大統領のアカウントを永久凍結したTwitterを初めとして、その他のビッグテックも相次いで、保守派の個人や企業に対して言論の検閲を行い、未だ続いています。これに対して、複数の議員が3月5日に記者会見を開き、テキサス州民を保護する計画として、第12号法案を公表しました。
記者会見で、テキサス州のグレッグ・アボット知事とブライアン・ヒューズ上院議員は、ソーシャルメディアに州民の検閲を禁止する法案を紹介しました。
グレッグ・アボット知事/テキサス州(共)
「保守派の意見を、封殺しようとするビッグテックの企ては、米国やテキサス州の流儀に反し、許諾し得うるものではない。それが、テキサス州で違法となる日がもうすぐやってくる」
この法案は、ユーザーのコンテンツに対する責任を、ソーシャルメディアに免除する230条を回避するものだといいます。即ち、この法案は230条の規定に抵触することなく、ビッグテックの検閲に反撃することができます。
グレッグ・アボット知事/テキサス州(共)
「この法案はテキサス州民の立場に立って、ソーシャルメディア企業によるテキサス州民への検閲を禁止するのだ」
アボット知事はこの法案の核心部分に言及しました。
グレッグ・アボット知事/テキサス州(共)
「またこの法案により、排斥、検閲、プラットフォームからの閉め出し等を受けた。テキサス州民は誰でもTwitter、 Facebookその他の企業に対して、訴訟を起こすことが可能になる」
アボット知事は、プラットフォームから閉め出された人々が、ネットに復帰する道をこの法案が切り開くと述べており
、この点を突く法律は他に類を見ないと強調しました。
ブライアン・ヒューズ上院議員は230条の下で、各州は言論の自由を守る権利を有しており、第12号上院法案はまさしくテキサス州民のためにそれを目指していると述べました。