テキサス州「国境危機の責任はバイデン大統領にあり」

国境沿いに州兵を配備

テキサス州知事のグレッグ・アボット氏は、バイデン氏の開放的な国境政策が移民問題の原因だと非難しています。

アボット知事は、テキサス州への不法入国に対抗するため「ローンスター作戦」を発表しました。

テキサス州のグレッグ・アボット知事は、バイデン政権は国境の状況に対して「対策が極めて不十分である」とし、これから起こることに対応できないだろうと述べています。

テキサス州知事 グレッグ・アボット氏
「現在、テキサス州は相当数の移民が国境を越えて来ているという危機に直面している」

アボット知事は、バイデン政権はトランプ政権が打ち出した「メキシコ残留」政策や、不法移民を強制送還させる政策を撤回させたと述べています。

3月6日、テキサス州当局は「ローンスター作戦」を発表しました。この作戦はテキサス州公安局 (Texas Department of Public Safety) と州兵の協力により、州内になだれ込む不法移民や麻薬密輸に対抗することを目的としています。

テキサス陸軍将軍 トレイシー・ノリス氏
「我々は現在、500人以上の州兵を派遣している。我々はテキサス州公安局を支援する」

また、アボット知事は米移民・関税執行局(ICE)の拘置所や他の施設を視察し、国境警備隊から、わずか2か月余りで800人以上の「外国人犯罪者」が逮捕されたとの報告を受けました。その中には、性犯罪者78人やマラ・サルバトルチャ(MS-13)のメンバーを含むギャング62人が含まれています。

アボット知事は、「メキシコの麻薬カルテルの戦略は大量の移民流入により国境警備隊を圧倒することである。法執行機関が気を取られている間に、より危険な人物を送り込もうとしている」と述べています。

テキサス州知事 グレッグ・アボット氏
「私たちが国境検問所で目にするすべてに麻薬カルテルが関与している。だが、さらに重大なことは、我々が見ていないところにも彼らの密謀が潜んでいるということだ」

また、バイデン大統領の政策に責任があると述べています。

テキサス州知事 グレッグ・アボット氏
「これらの危機はバイデン大統領の開放的な国境政策によりもたらされた” “バイデン政権は麻薬カルテルの金儲けと組織の拡大を助長している」

アボット知事は麻薬カルテルに対し、警告を発しました。

テキサス州知事 グレッグ・アボット氏
「準備はできている。もしあなたが大胆にもテキサス州に足を踏み入れようとするなら、私たちはあらゆる手段や方策を用いて、法律に犯す人を誰であろうとを逮捕する」
「移民キャラバンや麻薬カルテルであろうと、活動をどこか別の場所に移した方がいい。テキサスでは受け入れられない」

アボット知事は、テキサス州に移民・関税執行局の施設を増設するためには、連邦政府からの資金援助が必要だとしており、手続きの上で不可欠であるとしています。

 
関連記事