【国際ニュース】駐ベルリン中共大使館への襲撃 放火未遂で男を逮捕

駐ベルリン中共大使館で放火事件が発生しました。また、パキスタンの裁判所がTikTokの利用禁止を命じました。

1.駐ベルリン中共大使館への襲撃 放火未遂で男を逮捕

3月10日、ドイツ・ベルリンで、中共大使館に火をつけた男性が警察に逮捕されました。警察当局によると、逮捕された42歳の男性は現地時間午前6時頃、ブリュッケン通りにある大使館に焼夷弾を投げ込み、大使館の職員が消火器を使って消火しました。この事件によるけが人はいませんでした。警察はどの大使館であるかは明確にしませんでしたが、中共大使館はブリュッケン通りにある唯一の大使館です。男性の身元や放火の動機などはまだ明らかになっていません。

2.パキスタンの裁判所 わいせつな内容を含むTikTokの利用禁止を命じる

3月11日、パキスタンのペシャワール高等裁判所は、TikTokの動画がパキスタン社会で受け入れられず、わいせつなコンテンツを流布しているとして、パキスタン当局はTikTokを即刻禁止にすべきとの判決を下しました。パキスタンでTikTokの利用が禁止にされるのは今回で2度目となります。TikTokは昨年10月、「不道徳なコンテンツ」を含んでいるとして、同国の通信規制庁(PTA)から禁止されましたが、Tiktok側が改善することを約束したため、わずか10日間で禁止令が解除されました。

3.FBが加州と香港を結ぶ海底ケーブルの敷設計画を中止

ソーシャルメディア大手のFacebookは10日、米国政府が香港と直接通信回線を確立することの安全性において懸念があることを理由に、カリフォルニア州と香港を結ぶ太平洋横断海底ケーブルの敷設計画を撤回し、米連邦通信委員会(FCC)への申請を取り下げたと発表しました。米国の安全保障機関は早くも昨年6月に、米国から香港に海底ケーブルを直接接続した場合、米国人の個人情報が中国共産党に傍受される可能性があると指摘していました。

4.世界最速のスパコン「富岳」が誕生 気象・AI・疫病予防の面で効果期待

3月9日、日本の理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発した新たなスーパーコンピュータ「富岳」が正式に企業や学術機関など向けに共用を開始しました。昨年6月には、毎秒44京2,010兆回の演算速度でスーパーコンピュータの速度ランキング「TOP500」で第1位を獲得し、11月にはスーパーコンピューター性能に関するランキングにおいて4冠を達成して、2期連続で「TOP500」の首位に立ちました。「富岳」は共用開始後、気象学や人工知能(AI)、エネルギーなど様々な分野で活用される予定です。

 
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